軟調展開か

9日の日経平均株価は反落しそうだ。反落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2850円-2万3300円。
休場明けの米国株式は大幅安。NYダウ平均は632ドル安の27500ドルで取引を終えた。テスラが21.1%安となったほか、アップル、マイクロソフトなど主力グロース株が大幅安。原油安も嫌気されて全面安となった。
現地8日の米国株式が大幅に3日続落した動きを受け、売り先行のスタートとなろう。
また。原油先物相場の動向も気がかりだ。8日の米市場では、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で10月物が一時1バレル36ドル台前半と、期近物としては3カ月ぶり安値を付けた。新型コロナによる需要低迷が改めて意識されており、原油安が投資家心理の重荷となる場面もありそうだ。
手がかり材料難のなか、手控えムードの広がりも見込まれ、フシ目の2万3000円を割り込む場面も想定される。
ただ、売り一巡後は、日銀によるETF(上場投資信託)買い期待が支えとなりそう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(8日終値は106円26-27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同125円57-61銭)と円高方向に振れ、輸出関連銘柄には重しになるとみられる。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比220円安の2万3030円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ヒノキヤグループ <1413>
ヤマダ電機 <9831> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株2000円で8日終値を12%上回る水準。買い付け期間は9月9日から10月22日まで。
 
■価値開発<3010>
株主優待制度を再開。毎年9月末時点で3000株以上を保有する株主に対し、株主優待ポイントを保有株数と保有期間に応じて3000~12万ポイント付与する。ポイントはこだわりグルメや電化製品、体験ギフトなどと交換できる。20年9月末から適用。
 
■ストリーム<3071>
上期経常は3.7倍増益・通期計画を超過。
 
■コーセーアールイー<3246>
上期経常が27%増益で着地・5-7月期も3.5倍増益。
 
■メドピア<6095>
東証が15日付で東証1部に市場変更する。
 
■OSGコーポレーション<6757>
今期経常を45%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ミナトホールディングス<6862>
画面に直接触れずに操作できる非接触赤外線センサー「ディスプレア」を開発。
 
■アールエイジ<3248>
5-7月期(3Q)経常は52%増益。
 
■アレンザホールディングス<3546>
8月既存店売上高は前年同月比15.1%増と増収基調が続いた。
 
■コロワイド <7616>
大戸屋ホールディングス <2705> に対するTOB(株式公開買い付け)が成立する見通し。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
9(水)
【国内】
8月マネーストック(8:50)
8月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
アセンテック、楽天地、トビラシステム、グッドコムA、Bガレージ、ベステラ、アゼアス、B&P、ハウテレビ
 
【海外】
中国8月生産者物価指数(10:30)
中国8月消費者物価指数(10:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次