21日の日経平均株価は反落か。前週末
18日のNYダウ工業株30種平均は255ドル安の2万6770とドル下落で終えた。また、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感が重荷になるだろう。
英離脱問題については一時、世界的に市場が楽観に傾いた経緯があるだけに、投資家が運用リスクを回避する動きにもつながりかねない。
ただ、22日は東京株式市場が祝日とあって過度に下値を売り込む動きも出にくいだろう。日経平均は2万2300円台~2400円台を中心とした動きになりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比30円高の2万2490円だった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(前週末18日終値は108円64-65銭)と円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同120円84-88銭)と小動き。ドル・円の動きに神経質な展開となる場面もありそう。
きょうは寄り付き前に財務省が9月の貿易統計を発表する。
あす22日は天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に伴い、東京株式市場は休場となる。国内の投資家は持ち高を一方向には傾けづらい。海外投資家の売りなどが一巡した後、午後は値動きが鈍くなる展開も想定される。
【好材料銘柄】
■高砂熱学工業<1969>
上期経常を一転31%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■ケアサービス<2425>
サービス付き高齢者向け住宅事業を関東サンガに売却。
■ビリングシステム<3623>
東証が21日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■ダイキアクシス<4245>
ケニアで排水処理事業を展開するUsafi Comfort社と合弁会社を設立。
■ヴィッツ<4440>
「人工知能搭載システムの安全設計ガイドライン」を販売開始。自動運転やスマートホームなどの人工知能を活用したシステムを安全に設計するための解説書。
■塩野義製薬<4507>
抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」が米国で適応追加承認。合併症を併発するリスクが高い患者のインフルエンザウイルス感染症治療を追加。
■アルインコ<5933>
上期経常が30%増益で着地・7-9月期も54%増益。
■弁護士ドットコム<6027>
法律書籍の月額閲覧サービス「BUSINESS LAWYERS LIBRARY」を提供開始。
■エンプラス<6961>
上期最終を一転36%増益に上方修正、通期も増額。
■近畿車輛<7122>
20年3月期第2四半期に投資有価証券売却益6.5億円を特別利益に計上する。
■扶桑電通<7505>
前期経常を96%上方修正。
■椿本興業<8052>
上期経常を一転8%増益に上方修正・最高益更新へ。
■SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>
上期経常を一転72%増益に上方修正。
■福井コンピュータホールディングス<9790>
上期経常を41%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
21(月)
9月貿易収支(8:50)
8月全産業活動指数(13:30)
《決算発表》
エンプラス、ゲンキードラ、ナガワ
【海外】
《米決算発表》
ハリバートン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
