19日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万9900円-4万300円を想定。(18日終値4万126円35銭)
米国株は下落。ダウ平均は533ドル安の40665ドルで取引を終えた。半導体株の一角に押し目買いが入ったことから、序盤ではプラス圏で推移する場面もあった。しかし、買いが続かずマイナス圏に沈むと、下げ幅を拡大。幅広い銘柄が売りに押されて安値圏で終了した。
現地18日の米国株式が下落したことを受け、きのう18日の弱い動きが継続するとみられる。手がかり材料難のなか、週末要因もあり様子見姿勢が強まりそうで、積極的な売買は期待しにくいだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=157円台の前半(18日は156円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同170円79-83銭)と、円安方向にあることから、輸出関連株に見直しの動きがみられそうだ。
日経平均も直近で大きく下げて値幅の調整は進んでおり、節目の40000円を下回るようなら下値は拾われるとみる。場中はやや弱めで様子見ムードの強い地合いが続くだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比185円安の4万55円だった。
【好材料銘柄】
■江崎グリコ <2206>
ダルトン インベストメンツ インクが18日付で大量保有報告書を提出。ダルトン インベストメンツのグリコ株式保有比率は5.06%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
■北日本紡績 <3409>
メディロム<MRM>グループが開発した世界初の充電不要スマートトラッカー「MOTHER Bracelet」の販売店契約を締結。また、戦略的販売業務提携に関する協議を開始。
■NexTone <7094>
全世界のYouTube動画視聴における著作権使用料の直接徴収を開始。また、米国で著作権使用料徴収のための徴収代行契約を締結。
【主な経済指標・スケジュール】
19(金)
【国内】
6月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
《決算発表》
サーティワン、アルインコ、アジュバンH、光世証、ゲンダイAG
【海外】
《米決算発表》
フィフスサードバンコープ、アメリカン・エキスプレス、リージョンズファイナンシャル、ハンチントン・バンクシェアーズ、トラベラーズ・カンパニーズ、ハリバートン、シュルンベルジェ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
