軟調展開か

6月3日の東京株式市場は続落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万400円-2万600円。
トランプ米大統領によるメキシコへの追加関税策は、すでに前週末に材料視され下落しているものの引き続き貿易摩擦激化を警戒した売りに押されると予想する。シカゴ日経平均先物のからは2万500円割れからのスタートも想定される。今年2月の安値が2万315円で、この辺りまででいったん売りは落ち着くと考えるが、反転の材料は乏しいだろう。下げて始まった後は2万500円より上が重い地合いが続くだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(前週末5月31日終値は108円77-78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同121円19-23銭)と円高に振れている。世界的なリスク回避姿勢から、安全資産とされる円が買われる状況にあり、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比115円安の2万425円だった。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■テンポイノベーション <3484>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律ジェフグルメカード3000円分を贈呈する。
 
■大和コンピューター <3816>
今期経常を17%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
 
■イチカワ <3513>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.1%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月3日から9月30日まで。
 
■はてな <3930>
今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■トリケミカル研究所 <4369>
2-4月期(1Q)経常は70%増益で着地。
 
■山一電機 <6941>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.96%にあたる65万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月4日から8月31日まで。
 
■第一カッター興業 <1716>
外壁関連などのビルメンテナンスを手掛けるアシレの全株式を取得し子会社化する。取得価額は6億円。
 
■北の達人コーポレーション <2930>
オリゴ糖食品「カイテキオリゴ」が日本初となる5種類の便通改善成分を含む機能性表示食品として届出が受理。
 
■イントランス <3237>
アスラボ社との共同開発案件として和歌山市、宇都宮市、高崎市でフード関連施設(横丁事業)を開発する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
3(月)
1-3月期法人企業統計(8:50)
5月新車販売台数(14:00)
5月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤園、日ハウスHD、ティーライフ、ゼネパッカー、ピープル
 
【海外】
米5月ISM製造業景況指数(23:00)
米4月建設支出(23:00)
休場:ニュージーランド

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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