軟調展開か

11日の東京株式市場は反落後、もみ合い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、3万8900円-3万9400円を想定。(8日終値3万9688円94銭)
先週末の米国株は下落。ダウ平均は68ドル安の38722ドルで取引を終えた。
 
日経平均株価は、前週末8日に上値の重い展開だったことや、現地8日の米国株式が下落したことから、売り先行スタートとなろう。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も大きく下げており、半導体株関連銘柄は軟調な展開を強いられそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末8日は147円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半(同161円67-71銭)と、円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しになるとみられる。
安く始まった後の戻りは鈍いと予想する。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同8日の大阪取引所清算値比725円安の3万8785円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■ホクト <1379> 
今期経常を85%上方修正、未定だった配当は10円増配。
 
■オートウェーブ <2666> 
今期配当を1円増額修正。
 
■鳥貴族ホールディングス <3193> 
今期経常を63%上方修正・2期ぶり最高益、配当も2円増額。
 
■わかもと製薬 <4512> 
今期最終を一転黒字に上方修正。
 
■Ridge-i <5572> 
上期経常を66%上方修正。
 
■yutori <5892> 
3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
 
■トミタ電機 <6898> 
前期経常を赤字縮小に上方修正。
 
■今村証券 <7175> 
配当方針を変更し、配当性向35%を目安に実施する。
 
■ビーアンドピー <7804> 
11-1月期(1Q)経常は2.8倍増益で着地。
 
■大日本印刷 <7912> 
発行済み株式数(自社株を除く)の8.31%にあたる2000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月11日から9月30日まで。また、3月19日付で1500万株の自社株を消却する。
 
■サンネクスタグループ <8945> 
今期最終を一転4倍増益に上方修正。
 
■丹青社 <9743> 
前期経常を23%上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
11(月)
【国内】
10-12月期GDP改定値(8:50)
2月マネーストック(8:50)
《決算発表》
GENDA、GA TECH、トーホー、学情、セルソース、ファーマフーズ
 
【海外】
米3年国債入札
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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