16日の東京株式市場は、反落後も軟調か。
日経平均株価の予想レンジは、3万1800円-3万2200円を想定。(15日終値3万2238円89銭)
米国株は下落。ダウ平均は361ドル安の34946ドルで取引を終えた。フィッチが米国の銀行を格下げする可能性があると伝わったことで金融株が下落。中国不動産企業の経営不安から中国景気に対する懸念も日増しに強まる中、幅広い業種が売りに押された。
現地15日の欧米株式が下落したことから、売り優勢スタートが見込まれる。23年4-6月期の決算発表のピークが過ぎ、手がかり材料に乏しいなか、様子見姿勢が強まる場面も想定され、心理的なフシ目の3万2000円が意識されそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の半ば(15日は145円80-81銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の後半(同159円25-29銭)で推移する。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比310円安の3万1940円だった。
【好材料銘柄】
■富士製薬工業 <4554>
台湾Lotus Pharmaceuticalとの共同開発医薬品である抗造血器悪性腫瘍剤「レナリドミド」の製造販売承認を取得。
■FIXER <5129>
今期経常を10%上方修正。
■エムアップホールディングス <3661>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.3%にあたる10万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月16日から8月31日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
16(水)
【国内】
7月訪日外国人客数(16:15)
《決算発表》
パンパシHD
【海外】
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月鉱工業生産(22:15)
FOMC議事録(7/25~7/26開催分)
《米決算発表》
シスコシステムズ、ターゲット
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
