10日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万2000円－3万2500円を想定。（7日終値3万2388円42銭）
先週末の米国株は下落。ダウ平均は187ドル安の33734ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、前週末7日に米国で利上げ継続観測が高まり、米国株が軟調に推移したことなどなどから、売りが先行するとみられる。場中は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝142円台の前半（前週末7日は143円22－24銭）と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ＝155円台の後半（同155円76－80銭）と小動き。対ドルで円高に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同7日の大阪取引所清算値比35円高の3万2465円だった。
【好材料銘柄】
■ファーストブラザーズ <3454>
上期経常は2.7倍増益・通期計画を超過。
■カルナバイオサイエンス <4572>
新規脂質キナーゼDGKα阻害剤の導出先である米ギリアド・サイエンシズ<GILD>との共同出願特許が米国で特許査定を受領。
■トーヨーアサノ <5271>
3-5月期(1Q)経常は2.9倍増益・上期計画を超過、今期配当を10円増額修正。
■エコートレーディング <7427>
3-5月期(1Q)経常は5倍増益で着地。
■良品計画 <7453>
3-5月期(3Q)経常は69％増益。
■和田興産 <8931>
上期経常を一転4％増益に上方修正、通期も増額、配当も2円増額。
■燦キャピタルマネージメント <2134>
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する子会社を設立する。
■岡野バルブ製造 <6492>
上期経常が26％増益で着地・3-5月期も44％増益。
■インターアクション <7725>
イメージセンサ検査関連製品の大口受注を獲得。受注金額は7.4億円、契約納期は24年3月～24年5月を予定。
【主な経済指標・スケジュール】
10（月）
【国内】
6月景気ウォッチャー調査（14:00）
地域経済報告（さくらレポート）
《決算発表》
ウエルシアHD、コスモス薬品、クリエイトSDH、USENNEXT、ベルク、コジマ、リソー教育、ライク、進和、アレンザHD、カネ美食品、ブックオフGH
【海外】
中国6月生産者物価指数（10:30）
中国6月消費者物価指数（10:30）
米5月消費者信用残高（7/11 4:00）
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
