軟調展開か

4日の東京株式市場は、軟調な動きが見込まれる。
日経平均株価の予想レンジは、3万1800円-3万2200円を想定。(3日終値3万2159円28銭)
米国株は下落。ダウ平均は66ドル安の35215ドルで取引を終えた。米国の長期金利が一段と上昇しており、リスク回避ムードの強い地合い。中盤にはプラス圏に浮上する場面もあったが、終盤にかけて売り直され、3指数がそろって下落した。

日経平均株価は弱い展開が続くなか、現地3日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。週末要因や、現地4日には米7月雇用統計が発表されることもあり、模様眺めムードが広がることも想定される。決算発表が続くなか、短期的な資金による好業績銘柄への個別物色が中心になりそうだ。

為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(3日は142円89-91銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円トビ台(同156円01-05銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比250円安の3万1930円だった。

【好材料銘柄】  

■アーバネットコーポレーション <3242> 
今期経常は5%増で4期ぶり最高益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ。

■CRI・ミドルウェア <3698>
10-6月期(3Q累計)経常が7.7倍増益で着地・4-6月期は黒字浮上。

■BASE <4477>
上期経常が赤字縮小で着地・4-6月期も赤字縮小。

■参天製薬 <4536>
4-6月期(1Q)最終は56%増益で着地。

■品川リフラクトリーズ <5351> 
上期経常を一転19%増益に上方修正・最高益、通期も増額、上期配当も50円増額。また、9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施する。

■ジャパンエンジンコーポレーション <6016> 
4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。

■GMO TECH <6026>
今期経常を45%上方修正・8期ぶり最高益、配当も40.12円増額。

■シグマクシス・ホールディングス <6088> 
4-6月期(1Q)経常は69%増益で着地。

【主な経済指標・スケジュール】

4(金)
【国内】
《決算発表》
伊藤忠、丸紅、ユニチャーム、オリックス、味の素、日本製鉄、スズキ、三井不、クボタ、三菱重、キッコーマン、島津製、ミネベアミツミ、三井化学、スクエニHD、SBI、千葉銀、ふくおか、SBI新生、リンナイ、大正薬HD、ヤマダHD、めぶきFG、セブン銀行、サンケン電、ファンケル、フジミインコ、UBE、ダイワボHD、山口FG、ミズホリース、東邦HD、ニッスイ、西松建、テレ朝HD、オカムラ、住友倉、ニッコンHD、ベネッセHD、ジャックス、アリアケ、グローリー、ダスキン、科研薬、三菱食品、日曹達、ニップン、パーカライ、三菱ロジ、KYB、持田薬、そーせい、淀川鋼、大阪チタ、MCJ、三洋化

【海外】
米7月雇用統計(21:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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