6日の東京株式市場は反落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万1900円-3万2300円を想定。(5日終値3万2217円43銭)
米国株は下落。ダウ平均は199ドル安の33562ドルで取引を終えた。米国株安を受けて売りに押される展開を予想する。
日経平均株価はきのう5日、今年に入って最大の上げ幅(693円21銭)となった。大幅に3日続伸した反動や、現地5日の欧米株式が下落したこともあり、短期的な利益を確定する売りが先行するとみられる。
ただ、足元での急ピッチな上昇で、買い遅れていた投資家による押し目拾いの動きも見込まれ、底堅く推移しそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(5日は140円40-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の半ば(同150円08-12銭)と、円高方向に振れており、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比140円安の3万2100円だった。
【好材料銘柄】
■SDSホールディングス <1711>
リサイクル・リユースパネルを活用した太陽光発電システム(PPAモデル)で業務提携したAMG社とPPA事業を本格的に展開する合弁子会社を設立する。
■ファーマフーズ <2929>
8-4月期(3Q累計)経常は47%増益・通期計画を超過。
■稲葉製作所 <3421>
今期経常を一転36%増益に上方修正。
■アクリート <4395>
世界最高峰の声紋認証技術を持つ米Pindrop Securityとアジアパシフィックエリアにおけるパートナーシップを締結。
■エンバイオ・ホールディングス <6092>
株主優待制度を導入。毎年9月末時点で700株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて3000~2万ポイント)を付与する。
■内田洋行 <8057>
今期経常を一転7%増益に上方修正。
■立花エレテック <8159>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.00%にあたる100万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月6日から24年3月31日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
6(火)
【国内】
4月家計調査(8:30)
4月毎月勤労統計調査(8:30)
30年国債入札
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
