8日の東京株式市場は反落後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8000円-2万8400円を想定。(7日終値2万8309円16銭)
米国株は下落。ダウ平均は574ドル安の32856ドルで取引を終えた。
日経平均株価は3日続伸していた反動や、現地7日の欧米株式が下落した動きから、売り優勢スタートが見込まれる。直近3日間で800円強の値上がりとなっていたこともあり、落ち着きどころを探る展開が想定される。
場中は下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の前半(7日は135円74-76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同145円04-08銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄が下支え役となる場面もありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比115円安の2万8205円だった。
【好材料銘柄】
■デジタルプラス <3691>
ChatGPTなどによるAIコンテンツ制作サービスの実証実験を開始。デジタルギフトと連動したパッケージメニュー開発も視野。
■アドソル日進 <3837>
今期経常を8%上方修正、配当も1円増額。
■ファンペップ <4881>
機能性ペプチド「SR-0379」の皮膚潰瘍を対象とする第3相臨床試験の事後解析で、特定の皮膚潰瘍患者に対する部分集団において主要評価項目に統計学的な有意差を確認。提携先の塩野義製薬 <4507> [東証P]と今後の開発方針を協議する。
■南陽 <7417>
今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額。
■JKホールディングス <9896>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.53%にあたる165万株(金額で18億9420万円)を上限に、3月8日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、発行済み株式数の2.51%にあたる80万株を3月24日付で消却する。
【主な経済指標・スケジュール】
8(水)
【国内】
1月景気動向指数(14:00)
2月景気ウォッチャー調査(15:00)
《決算発表》
ステムリム、楽天地、Bガレージ、ミライアル
【海外】
米2月ADP全米雇用リポート(22:15)
米1月貿易収支(22:30)
ベージュブック
パウエルFRB議長が米下院銀行委員会公聴会で証言
米10年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
