軟調展開か

9日の東京株式市場は、続落後も弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7300円-2万7600円を想定。(8日終値2万7606円46銭)
NYダウ平均は207ドル安の33949ドルで取引を終えた。

日経平均株価は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好が続くなか、現地8日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。
手がかり材料に乏しいものの、決算発表はきょう9日が約260社、あす10日は600社超が予定されている。
決算発表のピークを迎え、決算内容や業績見通しなどを評価する、個別株物色が中心になるとみられる。

為替相場は、ドル・円が1ドル=131円台の半ば(8日は130円88-90銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の後半(同140円80-84銭)と小動き。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比205円安の2万7395円だった。

【好材料銘柄】 

■大阪油化工業 <4124> 
10-12月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。

■ファルコホールディングス <4671> 
今期経常を10%上方修正、配当も36円増額。

■図研エルミック <4770> 
今期経常を一転51%増益に上方修正、配当も3円で15期ぶり復配へ。

■リンナイ <5947> 
3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施する。4-12月期(3Q累計)経常が20%増益で着地・10-12月期も64%増益。

■イハラサイエンス <5999> 
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。中野琢雄会長が代表を務めるエン・アイ・ムがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株2980円で8日終値を29.3%上回る水準。買い付け期間は2月9日から3月24日まで。

■三浦工業 <6005> 
4-12月期(3Q累計)最終が15%増益で着地・10-12月期も21%増益。

■芝浦メカトロニクス <6590> 
今期経常を33%上方修正・18期ぶり最高益、配当も120円増額。

■ジオマテック <6907> 
4-12月期(3Q累計)経常は18倍増益・通期計画を超過。

■イーエムネットジャパン <7036> [東証G]
今期経常は2.1倍増で2期ぶり最高益更新へ。

■今仙電機製作所 <7266> 
4-12月期(3Q累計)経常は10%増益・通期計画を超過。

■第一興商 <7458> 
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。4-12月期(3Q累計)経常は4.3倍増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.66%にあたる400万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月3日から9月30日まで。

■サンウェルズ <9229> 
4-12月期(3Q累計)経常は9.9倍増益で着地。

■UEX <9888> 
今期経常を23%上方修正。

【主な経済指標・スケジュール】

9(木)
【国内】
1月マネーストック(8:50)
1月都心オフィス空室率(11:00)
1月工作機械受注(15:00)
10年物価連動国債入札
《決算発表》
トヨタ、NTT、東エレク、テルモ、NTTデータ、ネクソン、ルネサス、日本製鉄、菱地所、INPEX、日産自、セコム、シスメックス、住友不、いすゞ、ホトニクス、大日印、明治HD、ダイフク、SUMCO、飯田GHD、博報堂DY、セガサミーHD、関西ペ、ニコン、西武HD、大正薬HD、長谷工、三菱ガス、アマダ、クラレ、リログループ、コスモエネHD、アンビス、クレセゾン、フジクラ、コカコーラBJH、神戸鋼、太平洋セメ、TBSHD、リゾートトラス、ナカニシ、東海カ、共立メンテ、ニッパツ、宝HD、タカラバイオ、FUJI、西鉄、大栄環境、レノバ、東邦HD、福山運、コロワイド、ダスキン

【海外】
米30年国債入札
《米決算発表》
ペイパル、モトローラ・ソリューションズ、フィリップ・モリス・インターナショナル

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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