軟調展開か。

30日の日経平均株価は軟調展開か。
日経平均株価の予想レンジは2万2800円-2万3000円。
29日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反落し、19ドル安の2万7071ドルで終えた。今後の相場の先行きを左右する米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を30日(日本時間31日未明)に控え、結果を見極めたいとして投資家の様子見ムードが強まりやすい。
日経平均は前日まで7日続伸して500円以上水準を切り上げており、上値では利益確定売りも出やすいだろう。心理的な節目である2万3000円を前に、上値の重い1日となりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比40円安の2万2930円だった。外国為替市場では円相場が1ドル=108円台後半と、前日17時時点から横ばいで推移している。
 
 
日程は、国内で企業の決算発表が集中する。LINE(3938)や花王(4452)が19年1~9月期決算を発表する。ソニーのほかアドテスト(6857)、アルプスアル(6770)、コマツ(6301)、OLC(4661)、三井物(8031)などが19年4~9月期決算を発表する。恵和(4251)が東証2部市場に新規上場する。
 
米国では重要指標の発表が控える。10月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートのほか、7~9月期の米実質国内総生産(GDP、速報値)が公表になる。アップルやフェイスブックなどが19年7~9月期決算を発表する。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ブイキューブ <3681>
株主優待制度を新設。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、テレワーク用コミュニケーションブース「テレキューブ」の無料利用券1万円分を贈呈する。
 
■医学生物学研究所 <4557>
今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■デクセリアルズ <4980>
20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比29.2%増の29.1億円に伸び、従来の29.0%減益予想から一転して増益で着地。通期計画の37.5億円に対する進捗率は77.6%に達し、5年平均の52.8%も上回った。
 
■カーチスホールディングス <7602>
カーエアコンクリーニングを展開するクリーンデバイス・テクノロジーと業務提携。
 
■野村ホールディングス <8604>
上期税引き前が14倍増益で着地・7-9月期も275倍増益。
 
■JBCCホールディングス <9889>
上期経常は48%増益で上振れ着地、今期配当を8円増額修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる30万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■不動テトラ <1813>
上期経常を一転19%増益に上方修正。
 
■NEC <6701>
上期税引き前が2.1倍増益で着地・7-9月期も52%増益。
 
■富士通 <6702>
今期最終を19%上方修正。
 
■シマノ <7309>
今期経常を7%上方修正。
 
■ワークマン <7564>
上期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■エリアリンク <8914>
1-9月期(3Q累計)経常は64%増益・通期計画を超過。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
30(水)
日銀金融政策決定会合(~10/31)
9月商業動態統計(8:50)
《決算発表》
ソニー、OLC、三井物、コマツ、花王、アドバンテ、大東建、ヒューリック、インフォコム、エーザイ、大正薬HD、JPX、積水化、塩野義、ニフコ、田辺三菱、東ガス、帝国ホテル、東海理化、きんでん、M&A、SMS、グリー、ティーガイア、住友化、サイバエージ、ファンケル、ポーラオルHD、小林製薬、AGC、黒崎播磨、山特鋼、オークマ、ニューフレア、タダノ、日精工、明電舎、エプソン、アンリツ、アルプスアル、マクセルHD、日野自、日信工業、オリコ、大和証G、日立物、テレ東HD、北海電、DTS、SCSK、オートバクス、王将フード、マキタ、MARUWA、デジアーツ、太平洋、エクセディ、スクリン、トッパン・F、フューチャー、SBI
 
【海外】
米10月ADP全米雇用リポート(21:15)
米7-9月期GDP速報値(21:30)
《米決算発表》
フェイスブック、ゼネラル・エレクトリック、アップル、スターバックス、モトローラ・ソリューションズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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