9日の東京株式市場は、続落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2400円-2万2700円。
昨日のNYダウ平均は45ドル安と大きな下げではないが、米国株が弱めで為替も円高という状況では、買いは期待しづらい。
日経平均株価は、引き続き上値が重い展開となりそうで、好業績銘柄などへの個別株物色が中心になるとみられる。
また、日本時間の午前10時30分には、中国で7月消費者物価と同生産者物価の発表を控え、模様眺めムードが広がることも想定される。
日経平均株価は、2万2500円は下値のメドとして意識される可能性が高いだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(8日終値110円94-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同128円79-83銭)と小動き。足元で、やや円高傾向にあることから、輸出関連銘柄には重しとなる可能性もある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比60円安の2万2570円だった。
【好材料銘柄】
■ゲオホールディングス <2681>
4-6月期(1Q)経常は36%増益で着地。
■BEENOS <3328>
株主優待制度を新設。
毎年9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、特設サイトで食品や電化製品などと交換できる優待ポイントを贈呈する。
付与するポイントは保有株数と期間に応じて5000ポイント~3万ポイント。
■宮地エンジニアリンググループ <3431>
今期経常を一転11%増益に上方修正・最高益、配当も20円増額。
■テイクアンドギヴ・ニーズ <4331>
上期経常を42%上方修正、通期も増額。
■澁谷工業 <6340>
今期経常は4%増で4期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は10円増配へ。
■MS-Japan <6539>
4-6月期(1Q)経常は93%増益で着地。9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
■サンフロンティア不動産 <8934>
4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。
■インプレスホールディングス <9479>
4-6月期(1Q)経常は9.4倍増益で着地。
発行済み株式数(自社株を除く)の0.9%にあたる30万株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。
■ビケンテクノ <9791>
今期経常を一転3%増益に上方修正。
■兵機海運 <9362>
上期経常を一転37%増益に上方修正、通期も増額。
■アセンテック <3565>
上期経常を一転23%増益に上方修正・最高益更新へ。
■エナリス <6079>
KDDI <9433> と電源開発 <9513> がTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株700円で8日終値を36.5%上回る水準。買い付けは11月上旬開始を目指す。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
9(木)
日米閣僚級の貿易協議初会合
7月マネーストック(8:50)
6月機械受注(8:50)
7月都心オフィス空室率(11:00)
7月工作機械受注(15:00)
30年国債入札
《決算発表》
清水建、富士フイルム、メルカリ、日揮、雪印メグ、クラレ、DIC、ブリヂストン、リンテック、国際帝石、長谷工、ミクシィ、森永菓、DeNA、マクドナルド、マツモトキヨシ、すかいHD、ネクソン、GMOPG、電通、ロート、ペプチド、関西ペ、エスケー化研、エンJPN、昭和シェル、太平洋セメ、荏原、THK、シチズン、大日印、丸井G、クレセゾン、ソニーFH、T&DHD、住友不、GMO、サンドラッグ、ブラザー、飯田GHD、第一生命、空港ビル、コスモエネHD、ユニバーサル
【海外】
中国7月生産者物価指数(10:30)
中国7月消費者物価指数(10:30)
米7月生産者物価指数(21:30)
《米決算発表》
バイアコム、マイクロチップ・テクノロジー、ニューズ・コーポレーション
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
