【寄り付き概況】
9日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比52円77銭安の2万2591円54銭と続落で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、4.72ポイント安の1739.99で始まった。
前日のNYダウが4日ぶりに反落した、ナスダック指数の上昇基調は継続しているものの、外国為替市場で1ドル=110円80銭近辺まで円高方向に振れており、これを受けて買い手控え感が漂う。
手掛かり材料が少ないなかで、ここ売買代金も盛り上がりを欠いており、全体指数の上値追いにはエネルギー不足の感もある。目先は日米貿易協議の動向が注目されるほか、明日にオプションSQ算出を控えていることで、先物主導の不安定な値動きを警戒するムードもある。
取引開始前に内閣府が発表した6月機械受注(季節調整済み)は、船舶・電力を除く民需で前月比8.8%減と、市場予想平均の同1.0%減を大きく下回った。
寄り付き時点で業種別では33業種中、7業種が高く、値上がり上位に空運、化学、鉄鋼など。一方、値下がりで目立つのは石油、鉱業、非鉄、その他製品、情報通信など。
個別では、ソフトバンクG、三菱UFJ、三井住友も軟調。スズキが売られ、トヨタは弱含み。ファナックも安い。任天堂は小幅安。東海カが値を下げている。
半面、ファーストリテは強含み。パイオニアが大幅高、キーエンスが堅調。SUMCO、ダイフクもしっかり、資生堂が上伸、コーセーは小高い。
225先物はJP・三菱・アムロ・GS・SBIが買い越し。
UBS・バークレイズ・大和・メリルが売り越し。
TOPIX先物は野村・ドイツ・アムロが買い越し。
ソジェン・HSBC・メリル・GS・モルスタが売り越し。
外資系等は、スシロー(3563)、アルバック(6728)、レーザテック(6920)、メルカリ(4385)、トレンド(4704)、福島工(6420)、サカイ(9039)、東京鉄鋼(5445)、フジメディ(4676)に注目。
テクニカル的には、不動テトラ(1813)、ライト工(1926)、日化学(4092)、日シス技(4323)、ネクシィーズ(4346)、サイボウズ(4776)、ニチアス(5393)、ホッカン(5902)、ネツレン(5976)、オークマ(6103)、三井海洋(6269)、ホソカワミク(6277)、ダイキン(6367)、電子材料(6855)、ユーシン(6985)、IHI(7013)、ジャムコ(7408)、VTHD(7593)、山善(8051)、千葉興銀(8337)、丸全運(9068)が動兆。
