軟調スタート、米経済政策に不透明感

【寄り付き概況】

7日午前の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比155円80銭安の2万1261円96銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.67ポイント安の1705.63で始まった。
 
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。コーン米国家経済会議委員長辞任の報道を受けて米国の経済政策に先行き不透明感が出ており、利益確定売りや戻り待ちの売りが優勢だ。
外国為替市場で円高・ドル安が進行していることから、売り先行のスタートとなっている。午前9時現在の東京外国為替市場では、1ドル=105円60銭台で推移している。
 
6日の、NYダウ平均株価が前日比9.36ドル高の2万4884.12度ルと小幅に続伸した。トランプ米大統領が打ち出した鉄鋼・アルミニウムに対して関税を課す輸入制限を巡る不透明感は残るものの、北朝鮮リスクの後退もあり、NYダウは続伸した。
 
寄り付き時点で業種別では、値下がり上位に鉄鋼、輸送用機器、非鉄、海運、機械など。値上がりで目立つのは空運、保険、精密、サービスなどとなっている。
 
個別では、トヨタ、ホンダなど自動車株の一角や、ファナック、コマツ、東エレクが軟調。新日鉄住、住友鉱が売られ、国際帝石、郵船は売られている。三井住友、三菱UFJが下げ、ソフトバンクG、ファーストリテ、任天堂も下落している。
半面、KDDIが締まり、JALは大幅反発。ニトリHD、大成建は買われている。SBI、Vテクが上げ、ソニー、HOYAは底堅い。
 

225先物は野村・メリル・HSBC・ナティクス・日興・ドイツが買い越し。
みずほ・パリバ・ソジェン・GS・三菱・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・日興・みずほ・三菱・大和・パリバが買い越し。
ソジェン・GS・バークレイズ・メリル・モルスタ・UBSが売り越し。
 
外資系等は、コカジャパン(2579)、テルモ(4543)、三井住友トラ(8309)、四国電(9507)、資生堂(4911)、ピジョン(7956)、住友化(4005)、プレサンス(3254)、ダイフク(6383)、電通(4324)、マキタ(6586)、大成建(1801)、アサヒ(2502)、牧野フ(6135)、SBI(8473)、JXTG(5020)、JAL(9201)、GMOイン(9449)に注目。
 
テクニカル的には、M&A(2127)、アイロム(2372)、オエノン(2533)、くら(2695)、MDV(3902)、ニチバン(4218)、ペプチド(4587)、オービック(4684)、CIJ(4826)、シグマス(6088)、宮越(6620)、日電子(6951)、ドンキ(7532)、木曽路(8160)、しまむら(8227)、松屋(8227)、ARM(8769)、NSW(9739)、吉野家(9861)が動兆。

 

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