26日の日経平均株価は、前日比72円96銭安の2万6604円84銭と3日続落して取引を終えた。買い手がかり材料難や、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好だった。
エヌビディアの時間外の下落という悪材料があった割には開始直後の動きがやけに強かったが、その分、失速感が出てしまい、早い時間に買い手が委縮した。下落は残念だが、今晩の米国株が弱そうということを早めに織り込んだことにはなるだろう。
27日の日経平均株価は、軟調な展開となりそう。引き続き、米国株式頼みの状況が続くなか、買い手がかりに乏しいなか週末要因や、現地30日の米国市場がメモリアルデーの祝日で休場となることも重なり、積極的な売買は控えられそう。
今晩の米国株がエヌビディアの決算などを無難に消化し、日経平均も週間ではプラスを達成する展開に期待したい。
きょうの終値が2万6604円、先週の週末値が2万6739円(5/20)で、現時点では週間でマイナス。25日線(2万6687円、20日時点)を割り込んでおり、これらを意識して2万6700円辺りまでは戻しておきたいところ。
市場では「メモリアルデー明けは、6月3日の米5月雇用統計に関心が向かうとみられる」との声も聞かれた。イベントや重要指標を控え、様子見姿勢が強まるとみられるなか「森(全体)よりも木(個別)」の動きが中心となりそう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
27949.09 200日移動平均線
27792.15 ボリンジャー:+3σ(25日)
27514.27 ボリンジャー:+1σ(13週)
27423.79 ボリンジャー:+2σ(25日)
27337.04 26週移動平均線
27055.44 ボリンジャー:+1σ(25日)
27034.95 均衡表基準線(週足)
26984.78 均衡表転換線(週足)
26893.83 均衡表雲上限(日足)
26815.29 13週移動平均線
26811.01 75日移動平均線
26695.70 6日移動平均線
26687.08 25日移動平均線
26634.38 均衡表基準線(日足)
26604.84 ★日経平均株価26日終値
26601.64 均衡表転換線(日足)
26510.28 均衡表雲下限(日足)
26448.75 ボリンジャー:-1σ(26週)
26318.73 ボリンジャー:-1σ(25日)
26116.30 ボリンジャー:-1σ(13週)
25950.37 ボリンジャー:-2σ(25日)
25748.72 新値三本足陰転値
25582.02 ボリンジャー:-3σ(25日)
終値は昨日に続いて下向きの25日移動平均線を下回った。ローソク足は75日線超えまで上ヒゲを伸ばした後、ほぼ安値引けで小陰線に終わり、上値での売り圧力の強まりを窺わせた。反面、5日線が上向きに転じたほか、一目均衡表の転換線は上昇2日目で、一定の買い需要も窺える。RSI(14日ベース)が45.03%、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)が92.22%といずれも中立ゾーンにとどまっており、足元では強弱感が対立している模様だ。
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