27日の日経平均株価は反落後、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万5900円-2万6400円を想定。
NYダウ平均は809ドル安の33240ドルで取引を終えた。世界景気の悪化懸念から幅広い銘柄が売られる展開。長期金利が大きく低下する中でもグロース株が弱く、テスラが12%を超える下落。3指数とも終盤にかけて売りの勢いが強まっており、ナスダックは4%近い下落で年初来安値を更新した。
きのう26日の日経平均株価は、反発したものの、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好だったことや、現地26日の米国株式が急反落した動きを受け、売り優勢スタートとなろう。22年3月期の決算発表の本格化や、きょうから28日まで日銀の金融政策決定会合が開催されることもあり、内容を確認したいとして、買い手控えムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=127円台の前半(26日は127円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の前半(同136円52-56銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比585円安の2万6065円だった。
【好材料銘柄】
■積水化成品工業 <4228>
前期経常を2.8倍上方修正。
■日本鋳造 <5609>
前期経常が上振れ着地・今期は23%増益、前期配当を5円増額・今期も30円継続へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の7.3%にあたる37万5000株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施。取得株は全て消却する。
■アイモバイル <6535>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.95%にあたる150万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施。取得した株式はすべて消却する。
■FPG <7148>
上期経常を43%上方修正、通期も増額、配当も8円増額。
■東京エレクトロン デバイス <2760>
今期経常は16%増で2期連続最高益、35円増配へ。
■アルコニックス <3036>
金属加工メーカーでリチウムイオン電池向け金属プレス部品に強みを持つソーデナガノの株式を取得し子会社化する。取得価額は88.3億円。
■三越伊勢丹ホールディングス <3099>
前期経常を2.3倍上方修正。また、エムアイフードスタイルの株式を再取得し子会社化する。これに伴い、23年3月期第1四半期に段階取得に係る差益約39億円を特別利益に計上する。
■理想科学工業 <6413>
前期経常を36%上方修正、配当も40円増額。
■アマノ <6436>
今期経常は24%増で3期ぶり最高益、前期配当を25円増額・今期は5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.35%にあたる100万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施する。
■Fast Fitness Japan <7092>
前期経常を18%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■三菱自動車工業 <7211>
前期経常を44%上方修正。
■ゴールドウイン <8111>
前期経常を一転25%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
27(水)
日銀金融政策決定会合(~4/28)
2年国債入札
《決算発表》
キーエンス、OLC、信越化、第一三共、アステラス薬、エムスリー、JR東日本、NRI、アドバンテ、キッコーマン、大和証G、マキタ、関西電、ZOZO、東ガス、ヒューリック、小林製薬、積水化、イビデン、サイバエージ、小糸製、日立建、住友林、日野自、ゼオン、邦ガス、松井証、アサヒHD、MARUWA、航空電、マネックスG、四国電、フューチャー、東海理化、沖縄セルラー、Vコマース、インフォコム、SHOEI、北陸電、メタウォーター、ストライク、日本エスコン、岡三、西部ガスH、トランコム、大阪製鉄、コネクシオ、山洋電、SBテクノロジ、太平洋、カワチ薬品、ユアテック、愛三工、神奈交、未来工業、ピーシーエー、東京エネシス、丸三証
【海外】
米3月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米5年国債入札
《米決算発表》
メタプラットフォームズ、ボーイング、クアルコム、フォード、クラフト・ハインツ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
