日経平均は3日続落した。
前日の米国株市場で半導体関連株が下落したことに加え、ルネサスが中国需要の減速に備え国内6工場の操業を最大2カ月間停止すると報じられ、値がさハイテク株に連想売りが波及し、指数を押し下げた。明日のメジャーSQ(特別清算指数)算出を前に先物に思惑的な売りも出たとみられている。為替の落ち着きが支えとなり、下値は限定的だった。
明日(8日)の東京株式市場は、週末要因などから軟調な展開となりそう。
米2月の雇用統計発表を目前にした週末とあって模様眺め気分が強まり、買い手控え姿勢が顕著となりそうだ。また、取引時間中に発表される中国2月の貿易統計の内容次第で日経平均の下落幅が広がる可能性もある。
日経平均は週初から2万1800円台を回復しており、週足陽線のハードルはかなり高くなったが、先週の週末値は2万1602円で、届かない水準ではない。
今週、上回る場面もあった26週線(2万1636円、7日時点)にも近く、この辺りまで戻して上昇基調を維持できるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
22125.67 均衡表雲上限(週足)
22102.34 均衡表雲下限(週足)
22030.35 200日移動平均線
21952.08 ボリンジャー:+2σ(25日)
21929.33 ボリンジャー:+2σ(13週)
21698.33 均衡表基準線(週足)
21636.68 26週移動平均線
21612.24 均衡表転換線(日足)
21598.17 6日移動平均線
21582.57 ボリンジャー:+1σ(25日)
21456.01 ★日経平均株価7日終値
21385.16 新値三本足陰転値
21327.11 ボリンジャー:+1σ(13週)
21213.06 25日移動平均線
21095.64 75日移動平均線
21087.85 均衡表基準線(日足)
20890.60 均衡表転換線(週足)
20843.55 ボリンジャー:-1σ(25日)
20823.69 均衡表雲上限(日足)
20724.88 13週移動平均線
20474.04 ボリンジャー:-2σ(25日)
終値ベースで5日移動平均線を下放れ、ローソク足はマドを空けて下げたことから、寄り値と引け値が接近する「十字線」を形成した。8日の騰落が今後の相場の方向性を大きく左右しそうだ。
日足の一目均衡表では、日々線は転換線を下回って推移するなか、遅行線と株価の上方乖離幅は縮小し、強気シグナルは小さくなった。
【自社株買い】
(7日大引け後 発表分)
■Eストアー <4304>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.14%にあたる42万株(金額で3億5154万円)を上限に、3月8日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
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