3日の日経平均株価は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7200円-2万7700円を想定。
NYダウ平均は224ドル高の35629ドルで取引を終えた。好決算を発表したアルファベットやアドバンスト・マイクロ・デバイセズが大幅高となり、全般的に買いが優勢となった。
米国株は上昇したが、日本株はアルファベットの好決算を時間外の動向できのう先んじて消化している。引け後に決算を発表したメタ(旧フェイスブック)が時間外で急落しており、きょうはこの影響を先取りすることになるだろう。
日経平均株価は、終値ベースで1月27日からきのうまでで1363円(5.2%)の上昇となっているだけに、短期的な利益確定売りに押されることも警戒される。
決算発表が本格化するなか、好業績銘柄を中心に物色の矛先が向かうとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(2日は114円62-64銭)と円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円29-33銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比90円安の2万7450円だった。
【好材料銘柄】
■メンバーズ <2130>
4-12月期(3Q累計)最終が68%増益で着地・10-12月期も48%増益。
■新日本科学 <2395>
今期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額。
■アスクル <2678>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.88%にあたる500万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月4日から5月13日まで。取得した自社株は5月16日付で全て消却する。
■アドソル日進 <3837>
日本電産 <6594> と屋内位置情報ソリューション事業で業務提携。
■ユミルリンク <4372>
前期経常を一転22%増益に上方修正・最高益更新へ。
■シーボン <4926>
今期経常を2.4倍上方修正、未定だった配当は2期ぶり10円で復配。
■デクセリアルズ <4980>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■サンユウ <5697>
今期経常を40%上方修正、配当も9円増額。
■インテリジェント ウェイブ <4847>
上期経常は19%増益で上振れ着地。
■ノリタケカンパニーリミテド <5331>
4-12月期(3Q累計)経常が5倍増益で着地・10-12月期も2.9倍増益。
【主な経済指標・スケジュール】
3(木)
【国内】
30年国債入札
《決算発表》
任天堂、ソフトバンク、中外薬、三菱商、伊藤忠、武田、三井物、花王、丸紅、日本製鉄、エーザイ、郵船、三菱ケミHD、MonotaRO、日清食HD、メルカリ、コナミHD、アズビル、川崎船、三井化学、東ソー、コンコルディア、カカクコム、ニコン、丸井G、ニフコ、ヤマダHD、KADOKAWA、ハウス食G、フジHD、ウシオ電、日触媒、相鉄HD、科研薬、古河電、日鉄物産、システナ、群馬銀、寿スピリッツ、サンケン電、UACJ、三洋化、オカムラ、日管財、ジャックス、GMOFHD、サンゲツ、加賀電、アルペン、新明和、動物高医
【海外】
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
英国金融政策発表
米1月ISM非製造業指数(2/4 0:00)
米12月製造業受注(2/4 0:00)
《米決算発表》
アマゾン・ドットコム、フォード・モーター、メルク、ハネウェル・インターナショナル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
