5日の日経平均株価は、軟調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万7400円-2万7700円。
NYダウ平均は323ドル安の34792ドルと値幅を伴った下げとなり、S&P500も下落した一方、ナスダックは上昇した。ダウ平均の下げ度合いが大きくナスダックは小幅な上昇のため、日本株にはネガティブな影響が及ぶと予想する。
きのう4日の日経平均株価は、下げ渋る動きをみせたものの続落した。弱い動きが継続するなか、4-6月期決算発表が続くことから、個別株物色が中心になりそう。
新型コロナウイルスの新規感染者数が、3日に全国で1万4200人を超え、過去最多となった。政府は新たに8県をまん延防止等重点措置の対象に加える方針で、感染拡大が続くなか経済の回復遅れを懸念する場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(4日は109円10-12銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同129円58-62銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比70円安の2万7520円だった。
【好材料銘柄】
■キューブシステム <2335>
上期経常を一転17%増益に上方修正・最高益更新へ。
■シュッピン <3179>
上期経常を44%上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額。7月売上高は前年同月比14.9%増と6ヵ月連続で前年実績を上回った。
■戸田工業 <4100>
上期経常を88%上方修正、通期も増額。
■日本パワーファスニング <5950>
上期経常を2.7倍上方修正。
■三井E&Sホールディングス <7003>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■長瀬産業 <8012>
今期経常を29%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。
■ASIAN STAR <8946>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■わかもと製薬 <4512>
今期最終を2.4倍上方修正。
■ダスキン <4665>
上期経常を一転34%増益に上方修正、通期も増額、配当も8円増額。
■インテリジェント ウェイブ <4847>
今期経常は16%増益、1円増配へ。
■ミネベアミツミ <6479>
上期最終を13%上方修正・4期ぶり最高益、通期も増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.74%にあたる300万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
■グランディハウス <8999>
今期経常を25%上方修正、配当も4円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
5(木)
【国内】
10年物価連動国債入札
《決算発表》
任天堂、東エレク、資生堂、オリンパス、NTTデータ、スズキ、バンナムHD、キッコーマン、島津製、ダイフク、シャープ、ホトニクス、ヤマハ発、コナミHD、大成建、日清食HD、大日印、SUMCO、TIS、三井化学、太陽誘電、スクエニHD、大林組、アズビル、ペプチド、三浦工、大正薬HD、丸井G、THK、アルフレッサHD、ピジョン、住友ゴム、レノバ、ニコン、川重、エア・ウォーター、カルビー、JMDC、応化工、TBSHD、グリコ、フジHD、めぶきFG、ツムラ、神戸鋼、GSユアサ、不二製油、DMG森精、日触媒、ダイワボHD、コスモエネHD、サワイGHD、ニッパツ、BASE、Appier、ユーザベース、JAM、モダリス、UNITED
【海外】
英国金融政策発表
米6月貿易収支(21:30)
《米決算発表》
イルミナ、モデルナ、アメリカン・インターナショナル・グループ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
