27日の日経平均株価は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8400円-2万8700円。
NYダウ平均は10ドル高の34323ドルで取引を終えた。手掛かり難で総じて小動き。ただ、クルーズ株などアフターコロナ関連が強かったほか、SOX指数が上昇するなどハイテク株にも買いが入り、3指数がそろって上昇した。米国株の上昇を好感した買いが入ると考える。
日経平均株価はきのう26日に5日続伸となり、25日移動平均線(26日時点で2万8716円)に接近した。手がかり材料難のなか、同線近辺では、戻り待ちの売りが警戒され、上値は重そう。
また、後場の取引終了時には、世界の投資家がベンチマークとするMSCI指数のリバランスが行われ、銘柄の除外や構成比率の変更などで、資金の流出が見込まれることから、手控えムードが広がることも想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(26日は108円83-84銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同133円24-28銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比20円高の2万8610円だった。
【好材料銘柄】
■ポラリス・ホールディングス <3010>
親会社のスター・アジア・オポチュニティ3と9億円のコミットメントライン契約を締結。
■カラダノート <4014>
シルバーライフ <9262> と業務提携。連携第1弾として初孫世代や子育て世代を対象としたマッチング支援を開始。
■エンバイオ・ホールディングス <6092>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.05%にあたる7万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月27日から6月17日まで。
■野村マイクロ・サイエンス <6254>
東証が6月2日付で市場1部に指定する。
■日本アビオニクス <6946>
今期経常は16%増益へ。
■タチエス <7239>
非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は57.1円増配。
■ダイセキ環境ソリューション <1712>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.17%にあたる3万株(金額で3500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月27日から6月10日まで。
■六甲バター <2266>
上期最終を3.7倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
■クシム <2345>
イマジニア <4644>と協業し、社会人向け教養のオンライン講座配信サービス「テンミニッツTV」を提供開始。
■リソー教育 <4714>
未定だった今期配当は2.5円増配。
■ミナトホールディングス <6862>
前期配当は9円(従来計画は4円)に決定。今期は特別配当3円を落とし普通配当6円を実施する。
■エコス <7520>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.04%にあたる33万株(金額で6億1446万円)を上限に、5月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■MTG <7806>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.26%にあたる50万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月27日から9月30日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
27(木)
【国内】
40年国債入札
《決算発表》
タカショー
【海外】
米1-3月期GDP改定値(21:30)
米4月耐久財受注(21:30)
米4月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
ベストバイ、セールスフォース・ドットコム、ダラー・ツリー、ダラー・ゼネラル、ギャップ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
目次
