8日の日経平均株価は、軟調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万6300円-2万6600円。
米国株はまちまち。ナスダックが上昇した一方、ダウ平均とS&P500が下落した。ダウ平均は148ドル安の3万0069ドルで取引を終えた。景気敏感セクターが弱く、エネルギー株が強く売られた一方、ネットフリックスやフェイスブック、アップルなど、主力グロース株には買いが入った。
日経平均株価は、きのう7日の弱い地合いから、利益確定売りが先行するとみられる。
大きく崩れるようなら押し目では買いが入ると考える。ただ、ここまでの急ピッチの上昇に対するスピード調整への警戒から、2万6500円より上では戻り売りが上値を抑えるだろう。手がかり材料難のなか、引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きに影響を受けそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円前半(7日終値は104円12-14銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円前後(同126円20-24銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比135円安の2万6435円だった。
【好材料銘柄】
■ホシデン <6804>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.42%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月8日から21年1月29日まで。
■ナ・デックス <7435>
今期経常を88%上方修正、配当も1円増額。
■BuySell Technologies <7685>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■学情 <2301>
前期経常が上振れ着地・今期は22%増益、3円増配へ。
■クシム <2345>
子会社クシムソフトのシステムエンジニアリングサービスにおける11月エンジニア稼働率は96.0%。
■窪田製薬ホールディングス <4596>
白血球接着分子VAP-1阻害剤について、米国国立がん研究所で抗がん活性の可能性のスクリーニングを開始。
■積水ハウス <1928>
2-10月期(3Q累計)経常は18%減益も対通期進捗は過去平均を超過。
■ワッツ <2735>
11月既存店売上高は3.1%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■セリア <2782>
11月既存店売上高は前年同月比5.9%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■マーチャント・バンカーズ <3121>
特別目的会社を設立し医療分野への投資を強化する。
■シュッピン <3179>
11月売上高は前年同月比8.7%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
【主な経済指標・スケジュール】
8(火)
【国内】
10月毎月勤労統計(8:30)
10月家計調査(8:30)
7-9月期GDP確定値(8:50)
11月景気ウォッチャー調査
5年国債入札
《決算発表》
アスカネット、スバル興、Casa、ミライアル
【海外】
独12月ZEW景況感指数(19:00)
米大統領選挙の結果認定日期限
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
