27日の日経平均株価は、軟調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2100円-2万2500円。
26日のNYダウ工業株30種平均は5日続落した。前日比123ドル安の2万6957ドルで終え、昨年10月下旬以来の2万7000ドル割れとなった。連日の大幅安の後とあって自律反発狙いの買いが先行したが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気した売りに押された。
きのう26日の日経平均株価は、一時470円を超える下げをみせた後、下げ渋る動きとなった。ただ、国内での新型肺炎の流行拡大が警戒されるなか、イベントの自粛や外出を控える動きなどによる経済への影響が懸念され、様子見ムードが広がるなか、積極的な売買は期待しづらいだろう。
市場では前日終値である2万2426円に比べ370円程度安い2万2050円が下値メドになるとの声があった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比125円安の2万2205円だった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(26日終値は110円47-48銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同120円09-13銭)と小動き。
日程面では、1月の建設機械出荷額。片岡日銀審議委員が滋賀県金融経済懇談会であいさつする。海外では、韓国中銀による政策金利も発表される。2019年10~12月期の米実質国内総生産(GDP、改定値)や、米新規失業保険申請件数(週間)が発表になる。米ビヨンド・ミートが19年10~12月期決算を公表する。
【好材料銘柄】
■医学生物学研究所 <4557>
新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の検査試薬開発に着手。
■スプリックス <7030>
新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、個別学習塾「自立学習RED」で在宅学習サービスの提供を開始。
■アルー <7043>
世界最大級の人事・組織コンサルティング会社マーサーの日本法人とグローバル人材育成分野で業務提携。
■NEW ART HOLDINGS <7638>
21年3月期に株式公開20周年記念配当20円を実施する。年間配当は50円(20年3月期計画は30円)となる予定。
■ピープル <7865>
前期経常を36%上方修正。
■レカム <3323>
中期経営計画を策定。22年9月期に営業利益20億円(20年9月期計画は10億円)を目指す。
■ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング <7774>
角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目的とした自家培養角膜上皮「EYE-01M」の製造販売承認を取得。
■NECネッツエスアイ <1973>
東京電力エナジーパートナーとモバイルバッテリーのレンタルサービスを共同開発。
■バルクホールディングス <2467>
NIST CSF対応セキュリティリスク分析&コンサルティングサービスを開始。
■エスプール <2471>
障がい者の雇用創出を目的とした企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」を千葉県船橋市に開設。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
27日(木)
20年国債入札
《決算発表》
パーク24
【海外】
米10-12月期GDP改定値(22:30)
米1月耐久財受注(22:30)
米1月NAR仮契約住宅販売指数(2/28 0:00)
《米決算発表》
ベストバイ、ギャップ、オクシデンタル・ペトロリウム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
