大発会の6日の日経平均株価は軟調なスタートとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万3200円-2万3400円。
日本が休場だった年末年始の米ダウ工業株30種平均は1月2日に330ドル高と最高値を更新した後、3日には233ドル安の2万8634ドルで終えた。
米軍によるイラン司令官殺害をきっかけに米国とイランの関係が一段と緊迫するとの警戒感がにわかに広がっている。
日本株の下値を一方的に探る展開にはなりにくそうだ。朝方の売り一巡後は今後の中東情勢を見極めたいとの雰囲気も広がりやすい。原油相場の大幅上昇が石油関連の買いにつながるとの見方も多い。
外国為替市場では低リスク通貨とされる円が買われ、1ドル=107円台後半と19年末の日銀公表値(109円14~15銭)から円高・ドル安に振れている。リスク回避の株売りにつながりやすいだろう。輸出関連株を中心に売りが先行する可能性が高いだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所終値比350円安の2万3290円だった。
金や米国債にも逃避的な買いが入り、リスク回避の動きは金融・資本市場全体に広がっている。3日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)の19年12月の製造業景況感指数が約10年半ぶりの低水準となったことも日本株の重荷になるだろう。
イランの報復行動やそれに対する米国のさらなる軍事行動も予想されるため、場中も関連ニュースや為替動向に神経質な展開が続くだろう。
日程面では、10時45分に19年12月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されている。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
6(月)
大発会
12月新車販売台数(14:00)
12月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
ダイセキ、スタジオアリス、カネコ種、ダイセキソリュ、マルマエ、アオキスーパー
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
