軟調な展開か

週明け27日の日経平均株価は反落後、軟調な展開が続きそうだ。
前週末の終値(2万3827円)を200円程度下回りそうだ。
日経平均株価予想レンジは、2万3600円-2万3800円を想定。
24日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、170ドル安の2万8989ドルで終えた。前週末の米株安や円相場が1ドル=108円台後半まで上昇した流れを受け、売りが先行する公算が大きいだろう。
 
2021年3月期業績に対する見方は強弱入り交じっており、国内主要企業の19年4~12月期決算を見極めたいという雰囲気も広がりやすい。
また、米国内で新型肺炎の患者が新たに見つかり、感染拡大への警戒から相対的に安全資産とされる債券などに資金を移す動きが優勢となった。
 
24日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同24日の大阪取引所終値比165円安の2万3635円だった。
 
中国政府は25日に国内の旅行会社に対して全ての団体旅行を中止するよう命じた。観光庁が発表した19年の訪日外国人旅行消費額(速報)では中国が1兆7718億円と全体の36.8%を占めており、小売業などへの影響が引き続き警戒される。
 
24日の日経平均は23日に割り込んだ25日移動平均(24日時点で2万3823円)を辛うじて上回ったが、東証1部の7割強の銘柄が下落するなど物色対象は限られた。今週以降、25日移動平均を明確に下回れば「日経平均のレンジが2万3500円~2万4000円から2万3000円~2万3500円に再び切り下がる可能性が意識されやすい」との声があった。
 
日程面では、19年12月の白物家電出荷、12月の外食売上高など。12月の米新築住宅販売件数など。
春節で中国・上海や香港、台湾、韓国といったアジアの主要株式市場は軒並み休場となる。
 

 
【好材料銘柄】
 
■カゴメ <2811>
前期最終を6%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.54%にあたる48万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月5日から3月24日まで。
 
■日本興業 <5279>
今期経常を29%上方修正。
 
■ヒガシトゥエンティワン <9029>
今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
 
■建設技術研究所 <9621>
前期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■IGポート <3791>
オリジナルアニメーションシリーズ「GREAT PRETENDER」がNetflixで全世界独占配信されることが決定。
 
■未来工業 <7931>
今期経常を18%上方修正。
 
■KG情報 <2408>
今期経常は黒字浮上へ。
 
■ブルドックソース <2804>
4-12月期(3Q累計)経常が20%増益で着地・10-12月期も26%増益。
 
■神戸物産 <3038>
12月売上高は前年同月比14.3%増の274億円、営業利益は同36.5%増の17.2億円。
 
■コムシード <3739>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
27(月)
《決算発表》
日東電、JSR、コーエーテクモ、松井証、マクニカ富士、ジューテックH、高純度化、MK精工、弁護士コム、エスティック、SPK、信越ポリ、ナガワ、篠崎屋、洋シヤタ、ヤギ、サンウッド、トランコム、インソース、KOA、岩井コスモ、タカラレーベン
 
【海外】
独1月Ifo景況感指数(18:00)
米12月新築住宅販売(1/28 0:00)
休場:香港(春節、~1/28)
《米決算発表》
D.R.ホートン、F5ネットワークス、ジュニパーネットワークス

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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