軟調な展開か

28日の日経平均株価は軟調な展開か。米国株式が反落した動きもあり、売りが先行しそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万300円-2万600円。
27日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比120ドル安の2万5777ドルで終えた。
景気後退の前兆とされる米10年物国債の利回りが2年債を下回る「逆イールド」が強まり、先行き懸念が改めて意識された。利ざや縮小への警戒から金融株への売りが目立ち、相場を下押しした。
きのう27日の日経平均株価は5日線(26日時点で2万579円)に接近したものの、戻り待ちの売りに押される格好となり、上値が重い展開だった。
 
ただ、下値を探る動きも限られそうだ。同指数のPBRは1.0倍台と、売り込みづらい水準で、下げ渋る動きとなることも想定される。また、中国政府は27日、自動車の登録規制緩和やビッグデータを利用したネット販売促進など20項目の消費拡大策を発表。中国での販売が好調なトヨタなど自動車株の一部などには押し目買いも入りやすく、相場の支えとなりそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(27日終値は105円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の前半(同117円46-50銭)と小動き。
27日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比5円安の2万415円だった。
 
【好材料銘柄】  
 
■ポラテクノ <4239>
日本化薬 <4272> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株993円で27日終値を92%上回る水準。買い付け期間は8月28日から10月10日まで。
 
■霞ヶ関キャピタル <3498>
今期は初配当30円を実施。
 
■ウェルス・マネジメント <3772>
株主優待制度を再開。毎年9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、自社グループ運営ホテルで利用可能な株主優待券を、300株以上1000株未満保有で5000円分、1000株以上保有で2万円分を贈呈する。
 
■ALBERT <3906>
AIの導入支援を手掛けるABEJAと業務提携。ALBERTが提供するAI・画像認識サービス「タクミノメ」機能を、AIの開発運用基盤「ABEJA Platform」へ搭載する。
 
■大東建託 <1878>
発行済み株式数の8.87%にあたる670万9900株の自社株を消却する。消却予定日は20年3月31日。
 
■博展 <2173>
子会社スプラシアがイベントや展示会の主催会社・運営会社向けの動画ソリューションを提供開始。
 
■Shinwa Wise Holdings <2437>
中期経営計画を策定。22年5月期に経常利益1億5000万円(20年5月期計画は3400万円)を目指す。
 
■エスプール <2471>
障がい者雇用支援サービスで新京成電鉄 <9014> と共同で「わーくはぴねす農園」を新設。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
 
28(水)
第7回アフリカ開発会議(~8/30)
《決算発表》
ギグワークス、エイチ・アイエス
 
【海外】
韓国を輸出管理の優遇国から除外実施
《米決算発表》
ティファニー
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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