31日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1450円-2万1700円。
米中閣僚級協議を開催しているタイミングで米中関係の悪化を懸念させる材料が出てきたことから、売り圧力が強まると予想する。シカゴ日経平均先物は2万1500円を割り込んでおり、初動から大きく水準を切り下げる展開も想定される。
市場では25日移動平均の2万1537円近辺がきょうの下値メドとなるとの声があった。
昨日30日の日経平均株価は、買い先行後に伸び悩み、上値の重さが意識される動きだった。FOMCの結果や米中の貿易協議の行方などから、積極的な売買は控えられそう。決算発表が本格化しており、個別銘柄への物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(30日終値は108円64-65銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の前半(同121円06-10銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比175円安の2万1485円だった。
【好材料銘柄】
■明豊ファシリティワークス <1717>
上期経常を一転39%増益に上方修正・11期ぶり最高益更新へ。
■日本M&Aセンター <2127>
4-6月期(1Q)経常は52%増益で着地。
■ZOZO <3092>
4-6月期(1Q)経常は30%増益で着地。
■医学生物学研究所 <4557>
4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
■フタバ産業 <7241>
上期経常を16%上方修正、通期も増額。
■JBCCホールディングス <9889>
今期経常を一転8%増益に上方修正。
■日鉄ソリューションズ <2327>
4-6月期(1Q)経常は56%増益で着地。
■ブロードメディア <4347>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■メルカリ <4385>
鹿島アントラーズ運営会社の株式61.6%を日本製鉄 <5401> から取得し子会社化する。
■M&Aキャピタルパートナーズ <6080>
10-6月期(3Q累計)経常が73%増益で着地・4-6月期も2.7倍増益。
■アンリツ <6754>
4-6月期(1Q)税引き前は44%増益で着地。
■日本瓦斯 <8174>
4-6月期(1Q)経常は93%増益・上期計画を超過。
■日本エスコン <8892>
上期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
31(水)
6月住宅着工統計(14:00)
《決算発表》
三和HD、豊田織機、デンソー、川崎船、清水建、東洋水産、ゼオン、エーザイ、郵船、商船三井、日本ハム、第一三共、LIXIL、ジェイテクト、三井物、日通、プリマハム、ALSOK、トヨタ紡織、日油、豊田合、東武、日本粉、ハウス食G、JT、住友化、宇部興、花王、武田、コーセー、小林製薬、TOTO、住友電、オークマ、住友重、マキタ、NEC、パナソニック、TDK、村田製、リコー、新生銀、大和証G、野村HD、京王、京成、ヤマトHD、SGHD、JAL、中部電、東北電、デジアーツ、日化薬、ナブテスコ、豊通商、三菱UFJ、りそなHD、みずほ、テレ朝HD、東電力HD、Jパワー、グリコ、アイシン精
【海外】
中国7月製造業PMI(10:00)
ユーロ圏4-6月期GDP(18:00)
米7月ADP全米雇用リポート(21:15)
パウエルFRB議長会見
《米決算発表》
ゼネラル・エレクトリック、CMEグループ、クアルコム、オクシデンタル・ペトロリウム、メットライフ、ウエスタンデジタル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
