軟調な展開か

5日の日経平均株価は軟調な展開が続きそうだ。
日経平均の予想レンジは、2万800円-2万1000円。
寄った後の下値は限定的とみるが、買い材料には乏しいなか、上値も重いと予想する。
米中貿易摩擦の再燃で世界的な景気減速への懸念が強まるなか、米株安もあって投資家心理は悪化しており、景気敏感株を中心に売りが出そうだ。
外国為替市場では円相場が1ドル=106円台半ばまで円高・ドル安が進み、輸出採算悪化への警戒も相場を下押しするだろう。大企業・製造業の想定レートは2019年度が109円35銭となっており、円高が企業収益を圧迫するとの見方も相場の重荷となりそうだ。
市場では日経平均が節目の2万1000円を下回り、前週末から200円あまり下落するとの見方があった。
大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は2万0900円と、2日の清算値を110円下回った。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比135円安の2万875円だった。
 
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
20875 ( -135 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
20885 ( -125 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
 
【好材料銘柄】

 
■YE DIGITAL <2354>
データ・アプリケーション <3848> とデジタル・ソリューションの共同開発で業務提携することに向けて検討を開始。資本提携も視野。
 
■手間いらず <2477>
今期経常は32%増で6期連続最高益、前期配当を5.5円増額・今期は6.5円増配へ。
 
■明治機械 <6334> 
ホクレンくみあい飼料ら2社から大型配合飼料生産プラント工事を受注。受注金額は約73.8億円。20年3月~23年3月にかけて売上計上する予定。
 
■アシックス <7936>
今期経常を25%上方修正、配当も6円増額。発行済み株式数(自社株を除く)の4.76%にあたる900万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■伊藤ハム米久ホールディングス <2296>
4-6月期(1Q)経常は27%増益で着地。
 
■オンコリスバイオファーマ <4588>
上期経常が赤字縮小で着地・4-6月期は黒字浮上。がんのウイルス療法「テロメライシン」のメラノーマ領域開発を戦略的に終了し、テロメライシンの欧米での免疫チェックポイント阻害剤併用を主体とした試験の推進を加速する。
 
■アクモス <6888>
今期経常は9%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額・今期も5円継続へ。
 
■アルメディオ <7859>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■東京建物 <8804>
上期経常が7%増益で着地・4-6月期も2.6倍増益。
 
■セイノーホールディングス <9076>
SGホールディングス <9143> と業務提携に向けた検討を進めることで基本合意。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
5(月)
《決算発表》
三菱重、大成建、日水、東洋紡、住友ベ、リョービ、三菱ロジ、SUBARU、Tナカヤマ、バイタルKSK、紀陽銀行、JAM、日管財、マルハニチロ、不動テトラ、アドウェイズ、サントリーBF、不二製油、Jオイル、アルフレッサHD、ダイワボHD、ロードスター、ワールド、アース製薬、ニチアス、栗本鉄、日製鋼、ソラスト、日総工産、オプテックスG、図研、日本CMK、ホトニクス、太陽誘電、日立造、コンコルディア、スズキ、第一興商、タムロン、オカムラ、三信電、千葉銀、ほくほく、丸全運、JR九州、ソフトバンク、ココス、スズケン、パーカライ、ユニプレス
 
【海外】
米7月ISM非製造業指数(23:00)
休場:カナダ
《米決算発表》
タイソン・フーズ、KLAテンコール、マリオット・インターナショナル

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次