軟調な展開か。

3日の日経平均株価は軟調な展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは2万500円-2万700円。
昨日2日の日経平均株価は動意に乏しく、東証1部の出来高・売買代金は今年最低となっている。
米国では2日がレーバー・デーの祝日で全市場が休みとなるなか、米ブルームバーグ通信が「米中政府の当局者は9月に予定している通商協議の日程調整に難航している」と報じた。中国国務省は2日、米国が1日から中国製品1100億ドル(約11兆円)分に15%の追加関税を課した措置について、WTO(世界貿易機関)に提訴すると発表。米中貿易協議の先行き不透明感が台頭し、米国株式市場の反応をみたいとして、引き続き軟調な地合いのなか、積極的な売買は控えられそう。
 
値動きの軽い中小型株へ短期的な資金の矛先が向う場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(2日終値は106円25-27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=116円台の半ば(同116円67-71銭)と小動き。大阪取引所のナイトセッションは、2日終値比40円安の2万550円だった。
 
取引終了後にはファストリ(9983)が8月の国内ユニクロ売上高を発表する。
海外では8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が発表される。米中貿易摩擦の激化で企業の景況感が大きく悪化すれば、4日以降の株式相場を下押しする材料となりそうだ。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ケイブ <3760>
大手エンターテイメント会社からアイドルグループにおけるアプリサイト開発案件を受注。受注金額は約1200万円。20年5月期に売上計上する予定。
 
■デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>
「リパスジル塩酸塩水和物」を有効成分とする点眼剤の導出先である興和が、米国FDA(食品医薬品局)に治験許可申請を提出。角膜内皮障害を適応症とした米国第2相臨床試験を開始する。
 
■コナカ <7494>
サマンサタバサジャパンリミテッド <7829> [東証M]の議決権保有割合31.3%の株式を取得し、持分法適用関連会社化する。
 
■ワークマン <7564>
8月既存店売上高は前年同月比54.7%増と2ケタ増収が続いた。
 
■ユニバーサルエンターテインメント <6425>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.28%にあたる100万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月3日から20年3月31日まで。
 
■プレシジョン・システム・サイエンス <7707>
同社のBIST技術を用いた糖鎖解析に関する論文を産業技術総合研究所が発表。
 
■ディー・エヌ・エー <2432>
スマートフォン向けゲーム「ポケモンマスターズ」が全世界での配信開始から4日で累計1000万ダウンロードを突破。
 
■GMOペイメントゲートウェイ <3769>
総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」に多通貨クレジットカード決済を追加。JTBと提携し、越境EC向け決済手段を拡充する。
 
■IGポート <3791>
北米アニメ専門チャンネルと共同で新作アニメ「うずまき」を制作することが決定。
 
■アステリア <3853>
温泉地での防災対策として「温泉地ガス検知アプリ」の実験を開始。
 
■チェンジ <3962>
デジタル化を社内で推進する人材を育成するための「デジタル人材育成サービス統合パッケージ」の展開を開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
3(火)
8月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
不二電機、泉州電
 
【海外】
米8月ISM製造業景気指数(23:00)
米7月建設支出(23:00)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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