軟調な展開か。

26日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2100円-2万2400円。
現地25日のNYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまちの動きだった。東京株式市場は大型連休前で動きづらく、為替もアゲインストの環境下では、ダウ平均の下落を嫌気する流れが強まりそう。
国内できのう決算を発表した銘柄でも任天堂や野村HDなどがADRで大幅安となっており、楽観ムードが修正されそうだ。大きく下げるようなら押し目では買いが入ると考えるが、水準を下げて始まった後は上値の重い展開が続くと予想する。短期資金による値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられる。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(25日終値は111円83-84銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の前半(同124円73-77銭)と円高に振れている。対ドルでの円高進行に神経質な動きとなることも予想される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比150円安の2万2200円だった。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■スリープログループ <2375>
上期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
 
■ダイワボウホールディングス <3107>
前期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も70円増額。
 
■リボミック <4591>
科学技術振興機構と「人工知能技術を用いた革新的アプタマー創薬システムの開発」の委託研究契約、日本医療研究開発機構による難治性疾患実用化研究事業の19年度委託研究開発契約をそれぞれ締結。
 
■CIJ <4826>
今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。発行済み株式数(自社株を除く)の1.20%にあたる20万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施。また、100万株の自社株を消却する。
 
■ナガオカ <6239>
中国子会社がスクリーン・インターナル(プラント内部装置)を大口受注。受注金額は7.2億円、20年6月期に製造する予定。
 
■メディアリンクス <6659>
前期経常が上振れ着地・今期は58%増益へ。
 
■ASTI <6899>
前期経常を一転8%増益に上方修正・2期ぶり最高益、未定だった配当は10円増配。
 
■平和不動産 <8803>
今期経常は7%増で3期ぶり最高益、前期配当を3円増額・今期は2円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の2.07%にあたる80万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。また、120万株の自社株を消却する。
 
■カワチ薬品 <2664>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.07%にあたる70万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。今期経常は16%増益へ。
 
■じげん <3679>
前期最終を7%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■アカツキ <3932>
前期経常は29%増で7期連続最高益、今期業績は非開示。
 
■ソルクシーズ <4284>
1-3月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地。
 
■ブロードメディア <4347>
前期経常を56%上方修正。
 
■ネットワンシステムズ <7518>
今期経常は13%増益、前期配当を3円増額・今期は5円増配へ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
26(金)
3月完全失業率(8:30)
3月有効求人倍率(8:30)
4月都区部消費者物価指数(8:30)
3月鉱工業生産指数(8:50)
3月商業動態統計(8:50)
3月住宅着工統計(14:00)

《決算発表》
ソニー、NTTドコモ、日立、JAL、伊藤忠、村田製、大東建、ヒューリック、豊田織機、デンソー、邦ガス、JPX、CTC、ガイシ、ジェイテクト、三菱電、アイシン精、三井物、小田急、日通、東武、京成、東ガス、M&A、JT、MonotaRO、信越化、コーセー、ポーラオルHD、TOTO、コマツ、マキタ、NEC、エプソン、TDK、アルプスアル、東エレク、京王、JR西日本、ヤマトHD、SGHD、ANA、SCSK、日東電、豊通商、中部電、富士通、SBI
 
【海外】
米1-3月期GDP(21:30)
日米首脳会談(ワシントン)
《米決算発表》
エクソンモービル、シェブロン、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド、ウェアーハウザー、インターパブリック・グループ・オブ・カンパニーズ、エーオン、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ、コルゲート・パーモリーブ
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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