3日の日経平均株価は反落後も、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7400円-2万7600円。
ナスダックはプラスを保ったものの、ダウ平均とS&P500は下落に転じた。ダウ平均は97ドル安の3万4838ドルで取引を終えた。米国株の引け味が悪く、日本株は売りに押されると予想する。
きのう2日に急反発した反動や、現地2日の米国株式市場で、NYダウが続落しナスダック総合指数は小反発に留まるなど、さえない動きとなったこともあり、戻り待ちの売りが優勢となりそう。好決算銘柄や業績予想を上方修正した銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(2日は109円66-68銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同130円29-33銭)と円高方向に振れていることも、重しとなろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比240円安の2万7500円だった。
【好材料銘柄】
■田中化学研究所 <4080>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■ゼネテック <4492>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■アンビスホールディングス <7071>
今期最終を29%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ティラド <7236>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の8.29%にあたる60万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。
■アビックス <7836>
テラスホールディングス傘下のプロテラスからデジタルサイネージ事業を譲受。
■FRONTEO <2158>
特許調査ソリューション「Patent Explorer X」の開発を完了し販売を開始。
■ハウス食品グループ本社 <2810>
4-6月期(1Q)経常は41%増益で着地。
■リネットジャパングループ <3556>
ストリーム <3071> [東証2]と業務提携。ネット通販「EC カレント」などへ宅配便リサイクルを提供開始。
■あすか製薬ホールディングス <4886>
4-6月期(1Q)経常は35%増益で着地。
■AGC <5201>
今期税引き前を32%上方修正、配当も70円増額。
■ニッカトー <5367>
4-6月期(1Q)経常は5.9倍増益・上期計画を超過。
■イー・ガーディアン <6050>
4-6月期(3Q)経常は48%増益、未定だった今期配当は4円増配。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.0%にあたる10万株(金額で3億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
■八千代工業 <7298>
4-6月期(1Q)税引き前は黒字浮上で着地。
■イチネンホールディングス <9619>
4-6月期(1Q)経常は50%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
3(火)
【国内】
7月都区部消費者物価指数(8:30)
7月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
ダイキン、三菱商、ZHD、三井物、花王、クボタ、オリックス、協和キリン、日本製鉄、丸紅、SUBARU、JAL、住友化、CTC、王子HD、ユー・エス・エス、東ソー、ブラザー、カシオ、ニチレイ、双日、JR九州、山崎パン、タカラバイオ、ダイセル、宝HD、レンゴー、ウシオ電、NOK、宇部興、科研薬、東京精、群馬銀、ジョイ本田、フジミインコ、三洋化、船総研HD、イリソ電子、兼松、タカラスタン、キョーリンHD、リコーリース、三井海洋、日管財、SREHD、紀陽銀行、イエローハット
【海外】
米6月製造業受注(23:00)
《米決算発表》
アムジェン、インサイトコープ、マリオット・インターナショナル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
