軟調な展開か。

7日の日経平均株価は反落後も、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8300円-2万8600円。
休場明けの米国株はまちまち。6月ISM非製造業総合指数が市場予想を下回ったことで、景気敏感株が売られる展開。一方、10年債利回りの低下を受けてグロース株には買いが入った。ナスダックが上昇し、NYダウ平均とS&P500は下落。ダウ平均は208ドル安の34577ドルで取引を終えたが、下げ幅を400ドル超に広げる場面もあった。
全体としては先高期待が後退する。シカゴ日経平均先物は2万8500円割れを示唆しており、スタートから全面安となりそうだが、手がかり材料難から足元で上値の重い動きが続くことから場中も下値を探る動きが続くと予想する。
首都圏で新型コロナウイルス感染者数が再拡大傾向を示すなか、政府はあす8日にも1都3県に発出している「まん延防止等重点措置」を1カ月程度延長する方針とされ、景気回復の遅れを懸念して、買い手控えにつながる可能性もある。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(6日は110円77-78銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同131円51-55銭)と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比225円安の2万8385円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■フェリシモ <3396>
3-5月期(1Q)経常は38倍増益・通期計画を超過。
 
■前澤工業 <6489>
前期経常を41%上方修正、配当も4円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.11%にあたる40万株(金額で3億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
前期経常を30%上方修正・7期ぶり最高益、配当も22円増額。
 
■ハニーズホールディングス <2792>
今期経常は13%増益、5円増配へ。
 
■ディー・ディー・エス <3782>
汗孔と隆線を使った認証アルゴリズムに関する新たな特許を取得。
 
■三機サービス <6044>
前期経常を26%上方修正、配当も5円増額。
 
■プレシジョン・システム・サイエンス <7707>
仏エリテック社製のCOVID-19デルタ株(インド型変異株)検出用PCR試薬を販売開始。
 
■岡藤日産証券ホールディングス <8705>
子会社三京証券の全株式をジャパンインベストメントアドバイザー <7172> へ売却する。これに伴い、22年3月期に売却益約1.9億円を特別利益に計上する。
 
■三井松島ホールディングス <1518>
子会社明光商会がタイの協力工場であるT SECUREの株式を追加取得し子会社化する。
 
■サンエー <2659>
3-5月期(1Q)経常は33%増益で着地。
 
■カネ美食品 <2669>
6月売上高は前年同月比2.0%増。
 
■日本マクドナルドホールディングス <2702>
6月既存店売上高は前年同月比14.7%増と12ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■キユーピー <2809>
今期経常を3%上方修正。
 
■アヲハタ <2830>
上期経常が2倍増益で着地・3-5月期も27%増益。
 
■わらべや日洋ホールディングス <2918>
3-5月期(1Q)経常は5.7倍増益で着地。また、米国東海岸エリアへの事業進出と工場新設を決定。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
7(水)
【国内】
5月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
ウエルシアHD、イオンFS、ディップ、大黒天、MV西日本、MV東海、ファンタジー、サーラ、サンデー、フロイント
 
【海外】
FOMC議事録(6/15~6/16開催分)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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