22日の日経平均株価は続落しそうだ。米原油先物相場の下落が続いていることを警戒し、投資家の運用リスクを回避する売りが優勢となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、1万8900円-1万9400円。
連日で弱い動きが続いているうえ、現地21日の欧米株式が下落したことから、売り優勢のスタートとなろう。
リスクを避ける動きが強まり買い手が減少し、小口の売りに値を消す場面も想定され、心理的なフシ目の1万9000円を割り込むことも想定される。
売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の動きを注視する格好となりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の後半(21日終値は107円38-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円前後(同116円29-33銭)で推移している。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日大阪取引所終値比285円安の1万9035円だった。
日程面では、国内は22日はJAFCOなどが20年3月期決算発表を予定。海外では3月の英消費者物価指数(CPI)や米エネルギー省の石油在庫統計(週間)が発表される。また米国でAT&Tなどが20年1~3月期決算を発表する。
【好材料銘柄】
■アイスタディ<2345>
ブイキューブ <3681> 、CAICA <2315> と協業し、東南アジアでオンライン教育事業を展開する。
■新日本科学<2395>
大阪大学とアンジェス <4563>が手掛ける新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチン共同開発に医薬品開発支援機関として参画。
■マーチャント・バンカーズ<3121>
飛沫感染対策用アクリル防御版を販売開始。
■ティーケーピー<3479>
前期経常は17%増で5期連続最高益、今期業績は非開示。
■パイプドHD<3919>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.15%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月22日から10月21日まで。
■カナミックネットワーク<3939>
東京都多職種連携ポータルサイトの新機能として「新型コロナウイルス感染症患者対応医療機関検索システム」をリリース。
■新光電気工業<6967>
前期経常を2.7倍上方修正。
■アクセスグループ・ホールディングス<7042>
採用広報事業で22年卒向けのインターンシップ&業界研究セミナーをライブ配信で提供。
■愛光電気<9909>
前期経常を一転8%増益に上方修正・最高益、配当も25円増額。
■ストリーム<3071>
レンタルサイト「レントコ(Rentoco)」を新規オープン。
■プロレド・パートナーズ<7034>
東証が28日付で東証1部に市場変更する。
■インタースペース<2122>
上期経常を3.5倍上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる12万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
■魚喜<2683>
前期経常を一転26%増益に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
22(水)
【国内】
《決算発表》
サイバエージ、キヤノンMJ、ジャフコ、キヤノン電、モバファク、光世証
【海外】
《米決算発表》
バイオジェン、AT&T、ザイリンクス、ネクステラ・エナジー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
