軟調な展開か。

4日の日経平均株価は、軟調な展開を強いられそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万700円-2万1000円。
きのう3日の日経平均株価は、反発後、下げに転じるなど上値の重い動きだった。
現地3日のNYダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比785ドル安の2万5917ドルで終えた。下げ幅は一時1000ドルに迫った。米国株式が下落したこともあり、売り優勢の状況が続くとみられる。
米国の緊急利下げを受け、日銀の対応にも注目が集まりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(3日終値は108円03-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の後半(同120円13-17銭)と円高方向に振れている。円高による企業業績への影響を警戒する動きが浮上することも想定され、重しとなりそう。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比100円安の2万880円だった。
 
米国では3日、大統領選の予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎え、大統領選は序盤のヤマ場を迎えた。首位を走る左派サンダース上院議員の対抗馬をめざす穏健派は、バイデン前副大統領とブルームバーグ前NY市長の2人に事実上絞られる。金融・資本市場に批判的なサンダース氏が勢いづけば、投資家はいっそうリスク回避姿勢を強める可能性が高く、日本株にとっても重荷になるとの見方は多い。今後の動向次第で日経平均の値動きを大きく左右しそうだ。
 
日程では、国内はKids Smile Holdings(7084)が東証マザーズ市場に新規上場する。
 
海外では、東京市場の取引時間中に2月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表される。2月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートのほか、2月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)も発表になる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ジェイテック <2479>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.83%にあたる50万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月4日から9月30日まで。
 
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
小野薬品工業 <4528> との新規抗体作製や抗原・タンパク質調製などに関する業務委受託契約を延長。
 
■モブキャストホールディングス <3664>
スマートフォン向けゲーム「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」の正式リリース日が3月26日に決定。
 
■スガイ化学工業<4120>
東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■ラクオリア創薬<4579>
韓国で選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許の一つであるピロロピリジノン誘導体に関する特許査定を受領。
 
■良品計画<7453>
2月直営既存店売上高は前年同月比4.2%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
 
■システナ<2317>
SBドライブから業務の一部を受託し、川口市で行われた自動運転バスの実証実験におけるソフトウェア開発を支援。
 
■ウェルネット<2428>
Eストアー <4304>の通販システム「ショップサーブ」にスマホ決済「支払秘書」を導入。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
4(水)
《決算発表》
アインHD、内田洋、DyDo、オリバー、ウチダエスコ、泉州電、ティーライフ、アマナ
 
【海外】
米2月ADP全米雇用リポート(22:15)
米2月ISM非製造業指数(3/5 0:00)
ベージュブック
《米決算発表》
ダラー・ツリー
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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