21日の東京株式市場は、引き続き軟調な展開を強いられそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1500円。
米国ではNYダウ平均が551ドル安と連日の大幅安。世界景気の減速懸念から幅広い銘柄が下落しており、S&P500とともに昨年末の水準を下回った。
シカゴ日経平均先物からは節目の2万1500円を大きく下回るスタートが想定され、一段のセンチメントの悪化も警戒される。
手掛かり材料難のなか、落ち着きどころを模索する動きとなりそう。
値動きの軽い中小型株へ物色の矛先が向かいそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(20日終値は112円51-52銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円91-95銭)と円高に傾いている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比320円安の2万1220円だった。
【好材料銘柄】
■ミネベアミツミ<6479>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる630万株(金額で116億5500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月21日から12月20日まで。
■マルカキカイ<7594>
今期経常を17%上方修正・3期ぶり最高益、配当も2円増額。
■ヤマシナ<5955>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.50%にあたる70万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月21日から12月28日まで。
■ケア21<2373>
株主優待制度を新設。毎年10月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
■ディー・ディー・エス<3782>
多要素認証基盤「EVE MA」の生体認証でレノボのノートパソコンに対応。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
21(水)
9月全産業活動指数(13:30)
10月訪日外客数(16:00)
【海外】
米10月耐久財受注(22:30)
米10月景気先行指数(11/22 0:00)
米10月中古住宅販売(11/22 0:00)
《米決算発表》
ディア・アンド・カンパニー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
