軟調か

Market Data
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【日経平均】
38062円92銭(△674円30銭=1.80%)
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【TOPIX】
2670.54(△29.40=1.11%)
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【グロース250】
634.78(△22.75=3.72%)
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【プライム売買高】17億3502万株(△1730万株)
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【売買代金】3兆9631億円(▲1982億円)
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【値上がり銘柄数】1488(前日:252)
【値下がり銘柄数】128(前日:1373)
【新高値銘柄数】50(前日:28)
【新安値銘柄数】0(前日:2)
【25日騰落レシオ】101.32(前日:96.84)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は急反発、674円の上昇は前日下げ幅と合致
 2.米株市場は長期金利低下を背景にハイテク中心に上昇
 3.ナスダック指数の8日続伸を受け、投資家心理が改善
 4.為替市場で円安が進行し、ハイテクセクターに追い風
 5.値上がり銘柄9割占めるも、売買代金は8月に入り最低
 
日経平均株価はきのう19日が674円05銭安で、きょうは674円30銭高。きょうは大幅高とはなったものの引け間際には失速しており、前日の下げ幅にきっちり合わせるかのような終わり方であった。
 
両日とも無駄に値幅が出てしまったことは、期待と不安の両方を高める。22日~24日のジャクソンホール会議では23日にパウエルFRB議長の基調講演が予定されているが、この23日に日本では衆議院の財務金融委員会が鈴木財務大臣や植田日銀総裁に出席を求めて閉会中審査を開催することが伝わっている。日米中銀トップの発言を材料に、週後半から来週にかけては日米株価指数やドル円の振れ幅が大きくなる可能性がある。急変動のリスクを回避したければ、いったんキャッシュ比率を高めておくのが賢明だろう。
 
きょうの終値は3万8062円。これより上には13週線(3万8543円、20日時点、以下同じ)、75日線(3万8652円)、26週線(3万8770円)など抵抗となりそうな水準が多い。下は25日線(3万7623円)や5日線(3万7336円)がサポートになるかが焦点となる。月初に暴落を見ただけに、目先は下振れに対する警戒の方が強くなるかもしれない。
為替に振り回されることにはなりそうで、足元147円近辺で推移しているドル円が145円と150円、どちらの方向に向けて動いていくかが大きく注目される。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
 
40222.32  ボリンジャー:+1σ(13週)
40175.90  ボリンジャー:+1σ(26週)
40021.89  均衡表雲下限(日足)
39876.62  ボリンジャー:+1σ(25日)
38770.89  26週移動平均線
38652.21  75日移動平均線
38543.11  13週移動平均線
 
38062.92  ★日経平均株価20日終値
 
37623.04  25日移動平均線
37365.88  ボリンジャー:-1σ(26週)
37152.63  6日移動平均線
37085.87  200日移動平均線
36863.91  ボリンジャー:-1σ(13週)
36791.45  均衡表基準線(週足)
36791.45  均衡表転換線(週足)
36455.44  均衡表基準線(日足)
35987.93  均衡表転換線(日足)
35960.87  ボリンジャー:-2σ(26週)
35790.33  均衡表雲上限(週足)
35369.45  ボリンジャー:-1σ(25日)
35184.70  ボリンジャー:-2σ(13週)
34555.87  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
ローソク足は陽線で終了。25日移動平均線を下回ることなく推移し、先週末高値超えまで上ヒゲを伸ばして8月5日をボトムとする反騰トレンド継続を示唆した。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は101.32%と中立圏中央の100%近傍にあり、足元では売り買い拮抗状態にあると推移される。ただ、25日線や13週線は依然として下降を続けているため、売り圧力再燃のリスクにも留意が必要となろう。
 

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