軒並み円高での推移が継続、ムニューシン米財務長官発言も影響か。

[概況]

24日東京時間の外国為替市場では、軒並み円高での推移となっている。

米ドル円はじりじりと価格水準を切り下げ一時109.620円まで本営業日の安値を更新している。

この値動きについて一部の市場関係者からは、昨日の日銀金融政策決定会合後より下値を探りやすい相場展開となっていることに加えて、ムニューシン米財務長官がダボス会議にて弱い米ドルは米国にとって良いことだといった発言を行ったことから、一部の市場参加者が米ドル売りで反応したことも米ドル円を下押す一因となったようだ。

ちなみに、米ドルの強弱を表す代表的な指標である米ドルインデックスは2014年以来、約4年ぶりに90を割り込んでおり、米ドル安が継続していることが分かる。

この後の時間については、注目される経済指標が少なく主要な株価指数や債券利回りなどを横目に見ながらの取引が主体となりそうだが、米ドルのじり安がさらに進むかが焦点となりそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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