軒並み円高での推移、イエレン米FRB議長発言が背景か。

[概況]

22日東京時間のくりっく365は、軒並み円高での推移が継続する展開となっている。

米ドル円はじりじりと下値を拡大し一時111.945円まで、他方、クロス円通貨ペアについては豪ドル円が一時84.710円まで、それぞれ安値を更新している。

この値動きについて一部の市場関係者からは、イエレン米FRB議長が「インフレ率の減速を容認して当局のインフレ目標を長期間、達成せずにいれば、極めて危険な事態となり得る」と指摘したほか、金利をあまりにも長く超低水準に維持することのリスクにも言及したことから、市場参加者の米ドル売りを誘ったようだ。

この後の時間については、22:30に米新規失業保険申請件数(予想:24.0万件 前回:24.9万件)や10月米耐久財受注(予想:前月比+0.3% 前回:前月比+0.7%)、0:00に11月米ミシガン大学消費者信頼感指数(予想:98.2 前回:97.8)などの発表を控えており注目されている。

なかでも、耐久財受注は前月を下回る予想となっており、予想通りとなれば米ドル売り要因になる可能性があり、注意しておきたい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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