軒並み円安、リスク回避姿勢の後退が背景か。

[概況]

30日午後の東京外国為替市場では、軒並み円安が進む展開となっている。米ドル円はじりじりと上昇し一時112.220円まで、他方、クロス円通貨ペアではユーロ円が同様の値動きとなり一時133.200円まで、それぞれ本営業日の高値を更新する値動きとなった。
 
この値動きについて一部の市場関係者からは、北朝鮮リスクが一段落していることなどから、本日はアジア圏の主要な株価指数が堅調に推移、投資家のリスク回避姿勢が後退していることが価格を支える一因となっているようだ。
 
この後の時間については、米国時間に上院本会議で税制改革法案の採決が行われる予定となっており、スムーズに通過できれば市場参加者にとってはポジティブな材料として受け止められそうか。このほか、ドイツでは連立政権について与野党の党首会談が行われることが予定されているものの決着は来年にずれ込むとの見方が多い。
 
着実に進展するようならば、ユーロ相場には好材料となろうといった声が聞かれている。経済指標については、22:30に米新規失業保険申請件数(予想:24.0万件 前回:23.9万件)や23:45に11月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:62.0 前回:66.2)などの発表が予定されている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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