[概況]
英中銀は0.25%の利上げを発表し、ポンドは一旦買われたが直ぐに売られ、欧州市場中盤に当日安値144.99円まで急落し、連れてドル(111.300円)やユーロ(129.240円)もそれぞれ当日安値まで下落した。
しかしNY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より減少してドルは買われ、続いて発表された6月製造業新規受注は予想通りだったが、下落して始まったNY株式市場が序盤以降下げ幅を縮小するとドルも買い戻された。
そして中盤以降上値を伸ばすと終盤に111.730円まで反発し、最後は前日比-10.5銭の111.640円と続落したが111円台後半を維持して引け、貿易摩擦を警戒するリスク回避の円買いにドル以外の主要通貨も値下がりして引けた。
またトルコ政府が米国人神父を拘束しているとして米政府が批判し、対米関係の悪化からトルコリラは史上最安値となる21.84円まで下落した。米国の経済指標や企業決算は良好で経済は好調な事から貿易摩擦に上値は重いかも知れないが、ドルの下値は買いで良いのではないか。
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