貿易戦争懸念が後退、米ドル円は106円台を推移。

[概況]

6日、東京外国為替市場の米ドル円は一時106.465円まで上昇するも、その後上値は伸び悩む展開となった。

NY取引時間において、ライアン米下院議長が鉄鋼・アルミニウム輸入に関税を賦課する計画に反対を表明したことなどを受け、貿易戦争の懸念が後退しており、米国主要株価の上昇とともに米ドル円が106円台の水準まで強含んだ。

本日、米ドル円はNY時間の流れから買いが優勢となった。その後、参院議院運営委員会で行われた日銀黒田総裁の所信表明では2019年度ごろに出口を検討、議論していることは間違いないなどの発言が伝わっており、これらの発言を受け、米ドル円はやや円高に推移し上値を抑えられる格好となった。

この後は1月米製造業受注指数(予想:-0.5% 前回:1.7%)など米経済指標の発表が予定されている。

テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(106.193円)付近を推移しており、上抜け切れるか注目したい。

仮に上抜けた場合、20日移動平均線(107.172円)などが控えている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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