貿易戦争への警戒が後退してNYダウは反発し、ドルも買われる

[概況]

NY市場まで揉み合いだったドルは株式市場が下落で始まる中を一段高となり、発表された2月ISM非製造業景況指数の予想を上回る結果やNY株式市場が上昇に転じた事などにドルも買われ、中盤には106円台に乗せた。

其の後も株価の上昇と共に上値を伸ばし、終盤に当日高値106.250円まで上昇したあと、最後も前週末比+49.5銭高の106.220円と106円台を維持して引けた。

株価上昇によるリスク選好の円売りにドル以外の主要通貨も買われ、ポンドはメイ英首相が「離脱交渉は合意に近付いている」と発言した事を好感して大きく買われ、+1.27円の大幅反発となった。

週明けのNY株式市場は大きく上昇して為替市場はリスク回避後退から円売り優勢となり、ドルは106円台を回復したが、これまでの下げ過ぎ感からの反発という感じで、未だ底を打ったとは言えず注意が必要ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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