海外市場からの材料のない無風状態で新年度相場をスタート。
日経平均は3日ぶり反落。
日経平均は3桁上昇を維持できず安値引け(2万1388円、65円安)。25日線(2万1492円、4/2)に跳ね返された形で失速した。
商いの薄さはなかなかのもの。東証1部の売買代金は、1.6兆円で、今年の最低(3/30の2.1兆円)を大きく更新した。
明日(3日)の東京株式市場は、欧州株式市場は、イースターマンデーの祝日で2日も休場となるため、休場明けの米国株次第となりそうで、方向性も要注目である。
新規の手掛かり材料に乏しいなかで、買い手控え姿勢が強まりそうだ。
物色は先物主導のインデックス売買により、指数インパクトの大きい値嵩株が指数を左右される。ただし、外部環境が不安定なかでは、内需系や中小型株にシフトしやすい。
中小型株も日経平均の値動きに振らされやすい面はあるが、スタンスとしては押し目拾いになるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
22539.75 均衡表雲上限(日足)
22421.35 75日移動平均線
22315.53 ボリンジャー:+2σ(25日)
22288.73 26週移動平均線
22238.42 均衡表基準線(週足)
22153.63 新値三本足陽転値
22088.62 13週移動平均線
22045.62 均衡表雲下限(日足)
21903.88 ボリンジャー:+1σ(25日)
21657.59 均衡表転換線(週足)
21492.24 25日移動平均線
21424.77 均衡表基準線(日足)
21402.27 ボリンジャー:-1σ(26週)
21388.58 ★日経平均株価2日終値
21337.04 200日移動平均線
21186.12 6日移動平均線
21080.60 ボリンジャー:-1σ(25日)
21039.86 ボリンジャー:-1σ(13週)
20972.48 均衡表転換線(日足)
20668.95 ボリンジャー:-2σ(25日)
20515.80 ボリンジャー:-2σ(26週)
20257.31 ボリンジャー:-3σ(25日)
日経平均は25日線を下回り、5日線との攻防となった。
5日線は切り上がりをみせており、25日線との短期ゴールデンクロスが意識されてきており、踏ん張りところであろう。
ボリンジャーバンドでは中心値(25日)での攻防であり、-1σとのレンジというよりは中心値で張り付いておきたい。週間形状では13週、26週線とのデッド・クロス示現により、早い段階でのリバウンドによってダマシにしたいところである。
【株式分割】
(2日大引け後 発表分)
■インソース <6200>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
【信用規制・解除】
(2日大引け後 発表分)
■クレオ <9698> [JQ]
東証と日証金が3日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
目次
