27日の東京株式市場は、シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする格好から続伸スタートの展開が予想される。
寄った後は昨日同様に、積極的に上値を追う流れにはなりづらいと考えるその後は、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジ:2万2200円-2万2500円を想定する。
寄り付きは、米国株高を受けて株価指数先物を中心に買い先行のスタートとなろう。買い一巡後は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控え、内容を確認したいとして模様眺めムードが広がりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(26日終値106円54-55銭)と円安方向にある。米国市場で、ハイテク関連銘柄が上昇したこともあり、輸出関連の主力株が堅調な動きとなることが見込まれる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比195円高の2万2415円。
【好材料銘柄】
■日本特殊陶業 <5334>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.26%にあたる480万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
買い付け期間は2月27日から5月31日まで。取得した全ての自己株を6月8日付で消却する。
■バイテックホールディングス <9957>
子会社バイテックベジタブルファクトリーがキヤノン電子 <7739> らを引受先とする第三者割当増資を実施すると正式発表。
業界で群を抜く植物工場事業者を目指し、将来的には株式上場も視野に入れる。22年3月期植物工場事業の売上目標を100億円に設定。
また、21年3月期に売上高3000億円(18年3月期計画は1880億円)、営業益80億円(同32.5億円)を目指す中期経営計画を策定。今期配当を5円増額修正。
■ダイヤモンド電機 <6895>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■エルナー <6972>
筆頭株主の太陽誘電 <6976> と資本業務提携。太陽誘電を引受先とする7692万4000株の第三者割当増資を実施する。
発行価格は65円で、調達する約49億円は設備投資や運転資金などに充てる。
■テクノアルファ <3089>
エレクトロニクス事業で大型案件を受注。18年11月期第2四半期に売上計上する見込み。
■KeyHolder <4712>
株主優待制度を拡充。現行は業務提携先のオリーブスパが運営するリラクゼーションサロンで利用可能なサロンチケット(2万2000円相当)を、3500株以上保有株主に一律で2枚贈呈している。
新制度では2000株以上保有に対象範囲を広げ、保有株数に応じて同サロンチケットを1枚~10枚贈呈する。
■セレスポ <9625>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、業務上で関わりのあるイベント、スポーツ競技大会、公演のチケットを1点贈呈する。
初回は、(1)ゴルフ日本シリーズJTカップのペアチケット、(2)ベルギービールウィークエンドの飲食チケット、(3)明治座公演 鑑賞ペアチケットを予定。なお、応募者多数の場合は抽選となる。
■エンカレッジ・テクノロジ <3682>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ベネフィットジャパン <3934>
東証がベネフィJを3月23日付で東証1部に市場変更する。
【主な経済指標・スケジュール】
27(火)
2年国債入札
《決算発表》
東和フード、内田洋
【海外】
米1月耐久財受注(22:30)
米12月FHFA住宅価格指数(23:00)
米12月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅(23:00)
米2月消費者信頼感指数(2/28 0:00)
FRBのパウエル議長が初の議会証言(下院)
《米決算発表》
オートゾーン、メイシーズ、AES、アルベマール
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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