【寄り付き概況】
26日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は、前日比97円34銭高の2万2711円59銭と3日続伸してスタート。
前日のNYダウが引け際に水準を一気に切り上げ170ドル高強の上昇をみせ、ナスダック指数は90ポイント強の大幅高をみせた。
これによる投資家心理の改善が東京市場にも寄与している。米国とEUの間で行われた首脳会談でEU側が譲歩の姿勢をみせ、貿易戦争が回避されるとの思惑が引け際の米株急伸につながった。
これは東京株式市場にもポジティブに働く材料だ。一方、日銀がETFの購入配分を見直すとの観測が日経平均の上値を重くし、投資家マインドを冷やす可能性も指摘されている。
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で、値上がり上位に鉱業、ゴム製品、鉄鋼、空運、輸送用機器など。
個別では、トヨタ、スズキ、デンソー、SUMCO、コマツも高い。信越化、アドバンテスが買いを集めている。三菱UFJ、三井住友、三菱商が堅調。みずほFGは小じっかり。
半面、ファナックは売りが先行。安川電もさえない。資生堂、武田、キリン、ソフトバンクG、ファーストリテが軟調。郵船が売られている
225先物は、JP・モルスタ・アムロ・野村・ソジェンが買い越し。
クレディ・バークレイズ・GS・SBIが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・HSBC・JPが買い越し。
UBS・メリル・シティ・ドイツが売り越し。
外資系等は、信越(4063)、オービック(4684)、アドバンテスト(6857)、KDDI(9433)、ハブ(3030)、KOA(6999)に注目。
テクニカル的には、新日建(1879)、コメダ(3543)、グリー(3632)、ブロドリーフ(3673)、オプティム(3694)、セック(3741)、レンゴー(3941)、日曹達(4041)、太陽(4626)、日空調(4658)、フューチャー(4722)、OBC(4733)、メック(4971)、有沢(5208)、特殊陶(5334)、日新鋼(5413)、住電工(5802)、リョービ(5851)、OSG(6136)、クボタ(6326)、NTN(6472)、VT(7593)、ヴィア(7918)、スクロール(8005)、七十七(8341)、合銀(8381)、ゼンリン(9474)、CSP(9740)、スズケン(9987)が動兆。
