買い先行、2万7000円台回復

【寄り付き概況】

5日午前の日経平均株価は、前営業日比219円11銭高の2万7211円32銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、15.33ポイント高の1922.22で始まった。

前日の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場ではNYダウが800ドルを超える大幅高で3万ドル大台を回復、ナスダック総合株価指数はダウを上回る上昇率を示しており、東京株式市場でも引き続きリスク選好の流れに乗っている。日経平均は寄り付きで2万7000円台を回復。取引時間中に節目の2万7000円を上回るのは9月22日以来およそ2週間ぶり。

FRBやECBをはじめ世界の中銀が利上げのピッチを緩めるのではないかとの思惑が浮上するなか、空売り筋の買い戻しを誘発している状況だ。ただ、日経平均は前日に米株価指数先物を横にらみに770円あまりの大幅高に買われていたこともあり、買い一巡後は上値が重くなる可能性もあるだろう。

構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅に上昇した。東京株式市場では値がさ株やグロース株の一角に買いが入っている。

個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が上昇した。商船三井や郵船など海運株も高い。半面、丸井Gやイオンが下げ、第一三共が売りに押されている。

 

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