【寄り付き概況】
3日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比307円91銭高の2万1651円99銭。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、主要各国・地域の中央銀行が協調的な金融緩和に踏み切る可能性が意識され、2日のNY工業株30種平均が8営業日ぶりに反発し前週末比1293ドル高と過去最大の上昇幅を記録した。
投資家のリスク回避姿勢の後退で日本株にも買いが先行した。海運や電気機器などをはじめ、幅広い銘柄に買いが入っている。
国内では日銀が緩和的措置に前向きな姿勢を示すなか、ETFの買い入れを積極化するとの観測も出ており、これが株価上昇の手掛かりとなる可能性がある。
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で値上がり上位に海運、石油、水産など。
個別では、トヨタ、日産自、ファーストリテが高く、東エレク、TDK、コマツは堅調となっている。
半面、ツルハHD、コスモス薬品、キョーリンHDがさえない。
テクニカル的にはウエルシア(3141)、薬王堂(7679)が動兆。
人気は石川製(6208)、キャリアイン(6538)、豊和工(6203)、オプティム(3694)、日エンター(4829)、シノブス(4428)、アーバネット(3242)、セントラル警備(9740)、ノジマ(7419)、ダイセキ(9793)、沖縄セルラー(9436)、日精ASB(6284)、ユーザベース(3966)、ぐるなび(2440)、gumi(3903)。
