【寄り付き概況】
23日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比104円66銭高の2万3921円29銭。
前週末の米国株市場ではリスクオンが継続しNYダウが続伸、ナスダック総合指数は8日続伸と上値指向が強く、主要株指数が揃って最高値を更新している。
トランプ米大統領と習近平国家主席が電話協議を行い、米中合意を歓迎したと伝わり、来年1月の合意文書署名に向けての期待が株価を押し上げているが、東京市場でもこの流れを受けて買い優勢となっている。
一方、海外投資家の参戦が限られ、市場エネルギーの低調が予想されるなか、上げ足に勢いも伴いにくいとの見方がある。個別では半導体関連株の一角が買い人気となる可能性が高い。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅上昇して始まった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位にサービス、精密機器、機械、食料品、倉庫など。
個別では、ソニー、ソフトバンクG、ファナック、トヨタも主力株や東エレク、アドバンテス、SUMCOの半導体関連株、コマツや日立建機、クボタの建機株が高い。また、日本電算やキーエンスの電子部品関連が買われている。
半面、三菱UFJ、みずほFG、三井住友のメガバンク株や日本製鉄、JF Eの鉄鋼株が値を消し、三菱マ、住友鉱の非鉄株や武田、塩野義、エーザイの薬品株の一角が軟調。積ハウス、ファーストリテも小甘い。
テクニカル的には、日本国土(1887)、寿(2222)、カルビー(2229)、Jオイル(2613)、パル(2726)、フジオフ(2752)、東エレデバ(2760)、ブロンコB(3091)、メディアス(3154)、ディア・ライフ(3245)、サンセイラン(3277)、ワールド(3612)、セレス(3696)、日本ア(3751)、フルービット(3843)、サイバーコム(3852)、パイプド(3919)、カナミック(3939)、多木化(4025)、テイカ(4027)、NRI(4307)、理研ビ(4526)、久光(4530)、東和薬(4553)、早稲アカ(4718)、大成ラミ(4994)、MARUWA(5344)、昭和電線(5805)、ヨーカネツ(6269)、メルコ(6676)、サンケン(6707)、アイシン(7259)、プロネク(7893)、前澤化(7925)、バルカー(7995)、日ガス(8174)、京阪神ビ(8818)、日神不(8881)、JR東海(9022)、国際紙パ(9274)、AIT(9381)、内外トラ(9384)、KADOKAWA(9468)、学研(9470)、松竹(9601)、東宝(9602)、スペース(9622)、DTS(9682)が動兆。
