買い先行、円安追い風も

【寄り付き概況】

 
20日午前の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比193円62銭高の2万6156円62銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、10.08ポイント高の1845.98で始まった。
 
週明けの東京株式市場は、強弱観対立のなかも買い戻しが優勢になった。目先突っ込み警戒感からのショートカバーが入りやすいタイミングながら、上値を積極的に買い進む動きも期待しにくく、買い一巡後は伸び悩む可能性がある。前週末の米国株市場では、主要株価指数が高安まちまちで、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が切り返しに転じたものの、NYダウは引け際に失速し小幅ながらマイナス圏で引けている。
 
米国では、FRBの金融引き締め強化によるリセッション懸念が高まり上値の重い展開が継続している。足もと原油先物価格が急落していることも警戒材料だ。外国為替市場ではドル・円相場が乱高下しているが、足もとで1ドル=135円台の推移と円安方向に傾いていることは輸出株セクターにはポジティブ材料となるだろう。
世界景気の先行きに対する警戒が根強い。需要減を意識した米原油先物相場の下落を受け、原油や石油関連株が大きく下げている。
 
個別では、リクルートや協和キリン、ANAHDが上昇。一方、INPEXや出光興産、三菱重が下落している。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次