【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比165円16銭高の2万7167円14銭。2月相場入りとなった東京株式市場だが、主力株をはじめ幅広く投資資金が流入し、日経平均は戻り足を継続している。
前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価3指数がいずれも上げ足を強め、特にハイテクセクターなどグロース株に対する買い戻しが目立つ地合いとなっており、ナスダック総合株価指数の上昇が際立った。東京市場でも足もとでは米ハイテク株高がリスクを取る動きを後押しする状況にある。ただ、前日までの2営業日で日経平均は800円を超える戻りをみせていることで、目先筋の売り圧力も表面化しやすく、買い一巡後は伸び悩む可能性もある。
2021年4~12月期の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄の一角にも物色の矛先が向かっている。前日に大幅増益となる決算を発表したTDKに買いが膨らんでいる。市場では「新型コロナウイルスの影響が薄れていることが確認できた決算が多いようだ」との声が聞かれた。
好決算について織り込みが進んでいたとの見方もあり、コマツなど発表後に売られる銘柄も散見される。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、セブン&アイや塩野義、ミネベアなど高い。半面、日精工やNTNが安い。東レも売られている。
